ブラックモアズ・ナイト パリ公演DVD「パリス・ムーン」

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07年11月にブラックモアズ・ナイトの新しいライブDVDが発売されていたらしい。
全然知りませんでした(笑)。
ネットで収録曲を見てみると・・・お気に入りの「レインボウ・ブルーズ」はあるし、
新曲の「オールド・ビレッジ・ランターン」も演ってる、これもお気に入り。
というわけで秋葉原へ行って購入。
「バンド結成10周年記念」ということでの発売だそう。

どうしても先のライブDVD「キャッスルズ・アンド・ドリームス」と比較して見てしまうのだが、
「パリス・ムーン」はカメラワークと編集が絶妙だ。
画面に立体感がある。
ステージ下にあり舞台下から回転するように撮る無人の移動カメラの映像がいい。
1曲目は「パスト・タイム・ウイズ・グッド・カンパニー」、
そこからメドレー形式で「レインボウ・ブルーズ」へ。
歌い終わる時に手前に舞台装置の葉っぱを映して、キャンディスを遠景に置く絵が歌のラストと相まって美しい。
また「アンダー・ア・ヴァイオレット・ムーン」、
この曲は後半、アンダー・ア・ヴァイオレット・ムーン〜と歌ったところに客が「ヘイ!」と合いの手を入れるんだけど、
曲の一番最後に、一番大きな「ヘイ!」で締める部分が舞台の後方から客席を撮る形。
もちろん客席に向かってマイクを差し出し観客の参加を促すキャンディスの後姿を入れながら、
一瞬だけライトが観客席を照らす。
最後の「ヘイ!」で熱い観客席、ステージと観客席の一体感を一瞬のうちに理解させる映像。
舞台演出とカメラ側が見事に融合して生き生きとしたライブ映像を造り上げている。
「ソルジャー・オブ・フォーチュン」ではダークなブルーのライティングの中でそこだけ光るキャンディスの白い肌。
インストゥルメンタル曲「ドゥルヒ・デン・ヴァルト・ズン・バッハ・ハウス」では
サー・ロバート・オブ・ノルマンディーのベース・ソロが楽しい。
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」から始まって「エリーゼのために」、
その後のリフは・・・「ダダダン、ダダダン、ダダダン」ツェッペリンの「カシミール」(笑)。
そしてビバルディ「四季」の「春」と多彩。

キャンディスは笑顔を振りまいてリラックス感たっぷり。
観てる者にヒーリングのオーラを与える。
ラスト、「オールド・ビレッジ・ランターン」が歌われる。
スタジオ盤のような劇的なアレンジではなく、演奏はシンプル。
しかしそれがかえってキャンディスのボーカルを生かしている。
前半はしっとり歌い
後半の盛り上がる部分でキャンディス熱唱、凄くいい出来栄え!観客席も大拍手!
スタジオ盤はフェード・アウトで終わる曲だからラストまで歌い切るこのライブ盤は感動的。
この1曲だけでも価値あるある。
この曲も聴いてみたいなあ、生ライブで。
日本に来ないかなあ・・・。

(2008.0212)



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