・35年目のラブレター
落語に「手紙無筆」という演目がある。「無筆」というのは字の読み書きが出来ない人の事で、
戦後の混乱の中で主人公(実在の方)は学習の機会を得る事なくまさに無筆の人として成人にな
る。周りの人々に時に馬鹿にされたり騙されたりしながらも真っ直ぐに生きる彼の生き様に一人
の女性が寄り添い夫婦となるが、そんな嫁さんにも彼は無筆の事実を言い出せず、それがある日
彼女にもバレてしまう。しかしそんな事はこの夫婦には何の支障もなく前よりも仲睦まじく過ご
す中で定年を迎えた主人公はある決断するのだが・・・主人公の不器用で優しいキャラクターが
主役の鶴瓶師匠にピッタリとはまっていて笑いと涙に富んだ佳作となっています。
(公開日25.3.7.)
近況報告
気になる一枚