仁和寺の御室(おむろ)桜
仁和寺に御所を置いたことから仁和寺のことを御室というのだそうで、御室桜とは品種の名前ではなく仁和寺内にある桜のことをいいます。実際に植えてあるのは山桜の一種だそうですが、御室桜には固有の特徴があります。この辺りは地盤が固いので根が深く伸びず、そのため背丈が他の桜に比べると低く枝も低い位置から出ています。背丈が大きく育った桜を見上げた時のような雄大な晴れやかさはありませんが目の前に迫ってくる枝振りは迫力があり綺麗な桜の花一つ一つに春の喜びを感じることができます。また、境内にはミツバツツジも咲き誇り木の下でのお弁当は最高ですよ。
仁和寺の中の書院などがあるところの門の前。御室桜の特徴がよく顕れています。 仁和寺の五重塔
仁和寺の中の書院などがあるところの門の前。御室桜の特徴がよく顕れています。 仁和寺の五重塔


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