No.283
5.アメリカ発:RPW〜リアルプロレスリング

    
No.275の切鮫的新日本プロレス再生プランをアップしたすぐ後に偶然RPW(リアルプロレスリング)の存在を確認する。
2005年3月に旗揚げしたこのアメリカの団体はNCAAなどで活躍したアマチュアレスラーが参加している。

サイトを見たが、合衆国各地区ごとにチームが存在し、そのチームごとに対抗戦を行なう形式。
体重別、試合は3分1ピリオドか2ピリオド。3本ロープのリングではなくアマレスのような円形のサークルが試合場。
試合のビデオを見る限りルールは限りなくフリースタイルのアマレスに近いよう。
フォール、ポイントによる判定で決着が決まる。
ポイントはバック奪取、ニアフォール、テイクダウン、ローリング(ビデオではターンと表現)など。
面白いのは試合場である円形のサークルから相手を押し出すと「プッシュ」で1点。相撲みたい。
見るかぎり消極的姿勢でのコーション(警告)をするシーンはなかった、ビデオが編集されているのかもしれないが。
またアマレスに限りなく近い試合内容から、関節技・絞め技も禁止のようだ。
会場はそこそこ大きく、このムーブが今まで日本に知られていなかったというのは少し驚き(おいら切鮫が知らなかっただけか?)。

さて、これがおいらが新日本に期待する「総合ではないリアルファイトのプロのレスリング」なのかどうか、というと形としてはかなり近いものである。
ここの戦いにサブミッションが加えられればほとんど完成かもしれない。
ただ現在はアメリカの各地区のチーム対抗戦という形式で運営されているのでRPWの規模はどのぐらい大きいものかと。
逆に「プロレス」ということを考えればその特有の味付けが必要かと思われる。
そう、ナショナリズムですね。
という意味で世界各国にマーケットがある新日本がこのスタイルを世界に広げていける力があるのではないか、と考える。
もう一度旧ソ連戦士を!
新日本はRPWとの提携に力を注ぐべきでは。

ということでRPW&新日本の動向については今後も注目のおいらである。

(2006.0612)

RPWのサイトはこちら→http://www.realprowrestling.com/

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