No.40
ジャケットマッチ列伝 5
77年10月26日、日本武道館の2大格闘技戦は実際に見に行きました。
ああ、やっと見た試合が書ける・・・。
坂口対バッファロー・アレンの柔道ジャケットマッチ、
レフェリーはルスカという豪華版。試合は3分10ラウンドで行われた。
2ラウンド、アレンのソバットに坂口怒る、両者エキサイト、柔道着を脱ぎ捨てる。
ここでルスカが柔道着を拾って両者に着用を指示。
クリーンファイトを指示する赤鬼に場内から拍手。
5ラウンド、スタミナ切れのアレンに坂口、みぞおちへトーキック気味の蹴り。
ひるむところを腕を巻き込んでの投げ、
そのままグランドに移行して投げたままの河津掛けの形で変形の送り襟締め。
手足もロックされていてアレン逃げられずギブアップ。なかなか面白い試合だった。
のちに髪をそったスキンヘッドで黒人悪役レスラーとなるアレンもこの時はプロデビュー戦、
相手が強豪坂口ということだとやはり思い通りの試合はできなかったというところか。
試合後判定を不服としたアレンのセコンドのジョージ・土門がレフェリーのルスカにつかみかかったが
見事な足払いで投げ飛ばされたのは、おまけとしては豪華だった。
この試合の遺恨からか、
同年12月8日の第2弾闘魂シリーズ最終戦の蔵前国技館で
ルスカ対アレンの柔道ジャケットマッチが行われることとなった。
★1977(昭和52)年10月25日 東京・日本武道館 新日本プロレス「格闘技世界一決定戦」
▽柔道ジャケットマッチ(3分10R)
○坂口征二(送り襟締め、5R2:07)バッファロー・アレン●
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