No.46
ジャケットマッチ列伝 11

ドールマン対前田戦は「いまだに正面タックルを決められたことの無い」
と豪語していたドールマンに2〜3回その正面タックルをきめ善戦する前田を
腕ひしぎ逆十字固めに捕らえたドールマンの勝利。
この試合はWOWOWで見ました、ルールは忘れました、許して。

正面タックルを決められた事の無い云々というのは
放送でゲストとして出演していた前田本人の言葉。
放送ではドールマンに決めた自分のタックルを自画自賛していました。

この試合は前田、ドールマンの複雑な思いが交錯していたように見受けられる。
ドールマンにしては確かこの試合がオランダ国内での引退試合であったはず
(違ってたらごめんね!ちなみに日本で引退試合2試合してる、
一度目は夢懸けの前田戦ジャケットなし、もう一度は外国人格闘家とやって勝ったはず)。

第一回メガバトルトーナメント準決勝で前田に初勝利しているとはいえ
地元での引退試合の勝利はまた特別な思いがあることだろう。
ドールマンとしては是が非でも勝ちたい、
という強い気持ちで前田に(自分に有利な)ジャケットマッチを要求したのではなかったか。

対する前田の心中にも特別な感情が沸き起こったのかもしれない。
ご存知のようにドールマンはリングス旗揚げの功労者。
彼がオランダ選手を供給しなければリングスの成立は無かっただろう。
その功労者の引退試合という事では自分には不利なジャケットマッチを飲まざるを得なかったかもしれない。

ところでドールマンのサンボ着、襟のところが他の人の着ている道着と比べて余裕が無いつくりになっていて、
胸にぴったりくっついているよう。あれでは相手が襟を取れないだろう、
たぶん基準外だと思う。というか反則気味だ。

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