資料



1.開催団体
両陣営が単独で開催したのは【4】の新日本1回のみ。他は【5】の新・全・WWF3団体合同を除くとすべて中立の団体ないしマスコミ主催。
内訳はWKA世界空手道連盟(「格闘技の祭典」)が【3】と【9】の2回。
後は1回ずつ【1】国際プロレス、【2】東京スポーツ、【6】ベースボールマガジン社、【7】力道山OB会&プロレス、【8】UWFインター。
【1】の国際プロレスと【8】のUWFインターという団体名が並ぶと大変長い時間の経過を感じる。

2.出場者
全9戦の出場者を出場回数でまとめてみた。
最初は新日本-全日本2団体在籍時選手の出場回数。
2団体所属以外での出場は除外、3回以上出場の選手に限定した。
順番は記録が古い順。セコンド、レフェリー、立会人あるいは「乱入」などでの参加は対象外。公式なエキシビジョンは可。

順位所属選手名出場回数【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】備考
1橋本真也5    2005年逝去。
2ジャンボ鶴田4     2000年5月逝去。
2長州力4      
2三沢光晴(タイガーマスク)4     タイガーで3回、三沢で1回。
5小林邦昭(邦明)3       
5渕正信(淵)3       
5ジャイアント馬場3      1999年1月逝去。
5小橋建太(健太)3       
5蝶野正洋3       
5川田利明3       


1位5回出場は破壊王、やや意外な感じだ。
歴史の先鞭をつけた小林邦は地味ながらランクイン。

続いて過去に所属した選手や無所属の選手など、全9戦に出場した全ての選手から。
やはり3回以上出場の選手に限定。
所属は該当日時でのもの。

順位所属選手名出場回数【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】備考
1新他藤原喜明5    新日2回藤原組3回。
1橋本真也5    故人
1全他天龍源一郎5    全日2回WAR3回。
4ジャンボ鶴田4     故人
4長州力4     現リキプロ?
4三沢光晴(タイガーマスク)4     現ノア。
4元新初代タイガーマスク(佐山聡)4     【3】はエキシビジョン。
8小林邦昭3      引退
8渕正信3       
8ジャイアント馬場3      故人
8F新マサ斉藤3      引退
8元新ジョージ高野(ザ・コブラ)3       
8小橋建太3       
8女子ダイナマイト関西(ミスA)3      ジャパン女子1回JWP2回。
8蝶野正洋3       
8外国スタン・ハンセン3      引退
8武輝北尾光覇(光司)3      引退
8川田利明3       


2団体所属時にはそれぞれ2回の出場だった天龍と藤原の両ベテランが団体を離れてから回数を伸ばしているのが面白い。
また新日本所属時はまったく出場のなかった(活動期間が短かったということもあるが)初代タイガー佐山がエキシビジョン含みながら4回の出場。
うち2回は生みの親梶原一騎氏追悼の興行であったが、高いネームバリューを買われての結果だろう。
女子では関西、外国人では全日本常連のハンセンがそれぞれ唯一の登場。
「問題児」北尾の3回も意外といえば意外。

その他主な選手の回数を挙げると
ストロング小林2回【1】【2】
ラッシャー木村2回【1】【2】
大仁田厚2回【2】【6】
前田日明(明)2回【2】【6】
坂口征二2回【2】【4】
アントニオ猪木2回【2】【4】
藤波辰爾(辰己)2回【2】【7】

参加した大会が全く同じな組み合わせ。
R木村とS小林【1】【2】。国際出身同士、【2】ではシングル直接対決。
前田日明と大仁田【2】【6】。格闘志向と元祖デスマッチ。水と油のスタイルの両者は【2】のバトルロイヤルで同じリングに立っている。
猪木と坂口【2】【4】。【4】では黄金コンビ復活。
馬場と渕【2】【3】【5】。渕はノア旗揚げに参加せず今も全日本に殉じている。

偶然のなせるわざが多いとしても、「9/10,143の邂逅」には複雑な運命の糸が絡んでいるように思えてならない・・・。

(2004.0826)

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