第7戦



12月13日(土)福井市体育館
観衆5500人

1.15分1本勝負
○淵正信(首固め、10:17)大仁田厚●

2.20分1本勝負
○肥後宗典(片エビ固め、10:45)伊藤正男●

3.20分1本勝負
○D.マードック(体固め、10:57)桜田一男●

4.30分1本勝負
▲G草津(両者リングアウト、15:58)H.ホフマン▲

5. タッグマッチ30分1本勝負
○D.F.ジュニア、K.マンテル(体固め、23:57)ヒロ・マツダ、高千穂明久●

6. 公式戦30分1本勝負(−)
○P.オコーナー(逆さ押さえ込み、15:02)M井上●


7. 公式戦30分1本勝負(−)
▲ザ・デストロイヤー(両者リングアウト、22:43)D.L.ジョナサン▲

8. 公式戦30分1本勝負(12位)
▲R木村(両者リングアウト、9:19)J鶴田▲

9. 公式戦30分1本勝負(10位)
○G馬場(リングアウト、6:05)A.T.ブッチャー●


*4、2、50%。

なぜか当初発表カードだった ヒロ・マツダ、G草津組-D.F.ジュニア、K.マンテル組 が変更されている。
マツダと草津の間に何かあるのか。あるとすれば国際設立当時のしがらみか、などと想像してしまう(或いは草津が負け役を拒んだとも考えられるが)。
昭和42年1月、東京プロレスとの合同興行でスタートした国際プロレスは
旗揚げシリーズこそ唯一所属の日本人エースであるヒロ・マツダと東プロの猪木とのコンビが話題をまいたが
東プロ崩壊、猪木日プロ復帰後の第2弾は苦しい興行を強いられた。
明けた43年からは全国ネットワークのテレビ局TBSが放送を開始、マツダはTBSの方針に外れて国際を去った。
TBSは期待の大型新人グレート草津を売り出そうと躍起になったが、
1月3日の日大講堂での「鉄人」ルー・テーズ戦での一本目、テーズのバックドロップで草津完全失神。
歴史にIFはないが、もし日大講堂でのテーズの対戦相手が国際を去ったマツダあるいは猪木だったらと考えると、興奮を禁じえない、というか歴史が変わっていたでしょう。
ああ草津でしたね。この日の草津対ホフマンは両者とも後半に余裕(公式戦が事前発表されていない日)があるのになぜか公式戦とはならず。

【オコーナー対井上】
オコーナーが「マットの魔術師」の本領発揮して井上を翻弄。
返し技でピンフォール。

【デストロイヤー対ジョナサン】
ジョナサンの怪力殺法が爆発、ヘッドロックを掛けたままの魔王を軽々とリフトアップ。
しかし魔王も20分過ぎから反撃。
ダブルニースタンプから足をロープに掛けてのヒップスタンプ、そこから4の字狙い。
ジョナサン返してスタンドでエアプレーン・スピンを敢行するももつれて両者場外転落、ともに生還できず。

【鶴田対木村】
序盤から大技炸裂。
鶴田ジャンピングニーアタック、木村ブレンバスター。
鶴田のサイド・スープレックスの後平手打ち合戦となり両者場外アウト。

【馬場対ブッチャー】
当然開始早々から乱打戦。
馬場のキックにブッチャーはヘッドバット、地獄突き。
馬場の脳天チョップ連発でブッチャー頭から流血、場外戦。
馬場鉄柱攻撃からリング生還、リングアウト勝ち。
怒りの収まらないブッチャーは大会立会人のロード・ブレアースPWF会長に暴行して罰金30万円。
試合終了後も馬場とブッチャーの乱闘は約10分間続いたそう。

第7戦終了時得点上位5位まで

順位選手名得点勝敗
1R木村6点4戦3勝1両者アウト
2D.F.ジュニア5点4戦2勝1敗1時間切分
2G馬場5点5戦2勝1敗1時間切分1両者アウト
2J鶴田5点5戦1勝3時間切分1両者アウト
5A.T.ブッチャー4点4戦2勝1敗1両者アウト
5D.L.ジョナサン4点5戦2勝1敗2両者アウト
5ザ・デストロイヤー4点4戦1勝2時間切分1両者アウト
5D.マードック4点4戦1勝2時間切分1両者アウト
5H.レイス(リタイア)4点5戦1勝2時間切分2両者アウト



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