No.356
ダニー・ホッジのプロボクシング試合記録


元NWA世界J.ヘビー級チャンピオン、
日本でもTWWA世界ヘビー級選手権(ルー・テーズに勝利)、インター・タッグ(馬場・猪木組に勝利)を奪取した
ダニー・ホッジのプロボクサー当時の試合記録。
ホッジは1955年アマレスの全米選手権優勝、翌56年のメルボルン五輪では銀メダル獲得。
1957年ボクシングのアマチュア大会ゴールデングローブの全米王者となったあとプロボクシングに転向。
以下がその成績。
対戦相手の名前の後の()内の成績は相手の当時のレコード。

1958年6月10日 ペンシルベニア
○ホッジ(KO1R、タイム不明)ノーマン・ジャクソン●(デビュー戦?)

1958年7月14日 カンサス
○ホッジ(KO3R2:03)ドン・ジャスパー●(25勝15KO勝9敗6KO敗1分)

1958年8月6日 シカゴ
●ホッジ(TKO4R、タイム不明)アート・ノリス○(0勝2敗)

1958年9月18日 カンサス
○ホッジ(判定10R)アート・ノリス●(1勝1KO勝2敗)

1958年10月7日 オクラホマ
○ホッジ(KO2R1:15)モーリス・グリーン●(0勝2敗1KO敗

1958年11月6日 カンサス
○ホッジ(TKO5R2:45)テッド・プール(10勝2KO勝8敗2KO敗

1959年1月29日 カンサス
○ホッジ(判定8R)ルー・ベイリー●(5勝1KO勝9敗1KO敗3分)

1959年2月24日 マイアミ
○ホッジ(KO8R、タイム不明)ゲルビン・ソイヤー●(14勝9KO勝6敗1KO敗

1959年4月28日 カンサス
●ホッジ(TKO8R、タイム不明)ニノ・バルデス○(46勝34KO勝17敗5KO敗3分1無効試合)

12戦9勝3敗の説もあるが今回判明したレコードは9戦7勝(5KO勝ち)2敗(2KO負け)。
プロボクサーとしての生活は約1年。
見る限り月1回のハイペースで試合を行なっている。
しかし対戦相手はキャリアが浅かったり負けが込んでいる選手が多い。
短期促成栽培だったのかも知れない。
最後の試合の相手ニノ・バルデスはキューバの強豪選手。
当時の上位コンテンダーで、世界王者のソニー・リストンと対戦経験もあり。

58年8月6日の初黒星の日のメインがそのリストンだったそう。
この8月6日の試合、4Rにダウンしたホッジはカウント9で立ち上がると
自分のコーナーに戻ってさっさと試合放棄してKO負けとなり
ボクシング・ジャーナリズムから批判の対象にされたとか。
しかし0勝2敗の選手にKO負けとは(まあ再戦で判定勝ちしているようだが)。
何かコンディションなどに問題があったのだろうか。

(2008.0907)

参考資料:
英語サイトBOX REC
The Wrestler BEST100 日本スポーツ出版社 昭和56年
プロレス アンド ボクシング ベースボールマガジン社

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