No.188
猪木欠場、アンドレ初優勝【第5回MSGシリーズ】新日本プロレス


新日本プロレス 第5回MSGシリーズ第27戦(最終戦)
1982(昭和57)年4月1日 
東京・蔵前国技館
同行者=なし



前週3月26日のテレビ生中継広島大会で猪木はアンドレの試合前の奇襲攻撃から
場外フェンスに足をからめられてリングアウト負けを喫し膝、足首を負傷。
その後も猪木は優勝戦前日まで試合に出ていたが
怪我が悪化したか当日蔵前に行ってみると入り口に「猪木欠場」の張り紙が。
決勝戦はアンドレとリーグ戦3位のキラー・カーンで行われることになった。
というわけで初めて猪木の試合がない新日本の観戦。
試合は執拗に頭突きを打ち込む藤原など、猪木欠場の穴埋めをしようとしているのか他の選手の頑張りが目に付いた。
決勝戦の前に猪木がリングに登場、欠場をわびる挨拶。
決勝は足折りの因縁のある両者、カーンはやはり足狙いで試合を進めるが
ダブルアームスープレックス、ブレンバスターから最後はヒッププッシュでアンドレがフォール勝ち、
前年暮れのMSGタッグリーグ戦に続いて優勝を決めた。

(1984年6月頃のノートを元に再構成、2005.0313)

1982(昭和57)年4月1日 新日本プロレス
第5回MSGシリーズ第27戦(最終戦)
東京・蔵前国技館
観衆1万1500人(満員)

1.15分1本勝負
△仲野信市(時間切れ引き分け)高田伸彦△

2.20分1本勝負
○木戸修(体固め、9:40)荒川真●

3.30分1本勝負
○木村健吾(体固め、10:43)C.コロセッティ●

4.30分1本勝負
○T.アトラス(体固め、7:18)A浜口●

5.30分1本勝負
○R木村、剛竜馬(片エビ固め、15:50)谷津嘉章、藤原喜明●

6.30分1本勝負
○T戸口、坂口征二(体固め、7:30)M.スーパースター、I.シーク●

7.30分1本勝負
○D.ローデス、D.マードック(片エビ固め、10:04)藤波辰巳、長州力●

8.WWFジュニアヘビー級選手権(60分1本勝負)
○タイガーマスク(体固め、9:38)S.ライト●
*タイガーマスクが5度目の王座防衛。

9.第5回MSGシリーズ優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
○A.T.ジャイアント(体固め、16:42)キラー・カーン●
*アンドレが初優勝。

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