No.136
何も起こらなかった長州-北尾の遺恨戦。
新日本プロレス「’95レスリングどんたくin 福岡ドーム」

新日本プロレス「’95レスリングどんたくin 福岡ドーム」
1995年5月3日 福岡ドーム
同行者=千里眼

千里眼と新幹線で福岡へ。行きの車内が混んでいて岡山まで座れず。チェックインはあとにして会場に直行。
越中、T.ファンクvs冬木、蝶野
とうとうあの名曲、「スピニングトーホールド」が新日の会場で!
いったいどういう経路でテリーが新日本のリングに登場したかは知るよしもないが
何か感慨深いものが。
試合は東京ドームを含む野球場での試合成績が圧倒的に悪い蝶野がまたまたピンフォール負け。

A.猪木、北尾vs天龍、長州
北朝鮮でのイベント帰りの猪木はタキシード姿で登場。
試合しないのか?と思っていたら早変わりでタイツ姿に。
遺恨の北尾対長州、期待していたが何も起こらず、かなり拍子抜け。
のちの小川とのタッグ対決もそうだが長州の対外部選手との遺恨対決は看板は大きいけれど内容がない話題、
集客目的だけのものだったようだ。
おそらく前田日明戦が実現したとしても同じような展開、結果になったのではないだろうか。
別にハプニングを期待するわけではないが。
この日はリック・フレアーも出場していたが、自分はこの大会、密かに北朝鮮で行われた猪木対フレアーの再戦を期待していた。
北朝鮮での一戦はフィニッシュの猪木の延髄斬りのあたりが浅く
テレビで見たかぎり説得力のないものになっていたので日本でのもういっちょがあるのではないか、と考えていた。
またフレアーの伝統芸能とでもいうべき技(註1)の数々が日本での猪木戦でも見ることが出来るか、という期待もあった。

メインのIWGP戦は長期スランプから復帰したヒゲぼうぼうの武藤が連続防衛中の橋本からムーンソルトでフォール勝ち。
「こんなんでいいの?」って感じだった。

夜は長浜の屋台で飲む。
次の日の朝は速攻でチェックアウト、東京でK−1観戦のためとんぼ返り。

(1995.0503の日記を元に再構成、2004.0429)

(註1)追い追い書こうと思っているがここでいっている「技」は相手を攻撃するものではなくて
「コーナーに振られるとなぜか自分から逆さ貼り付けになる」とか
「膝をついての命乞い」とか
「頭部に攻撃を食らうと朦朧とした状態で2、3歩進んでからすっ飛ぶようにバッタリ倒れる」
などのフレアー特有の一連のムーブのことである。

新日本プロレス「’95レスリングどんたくin 福岡ドーム」
1995(平成7)年5月3日 福岡ドーム
観衆5万2000人(満員)

1.20分1本勝負
○永田(腕ひしぎ逆十字固め、13:29)中西●

2.30分1本勝負
○飯塚、E.サムライ(ブリザード固め、13:45)保永、野上●

3.30分1本勝負
○ワイルド・ペガサス(体固め、14:05)スコーピオ●

4.IWGPジュニアヘビー級選手権(60分1本勝負)
○サブゥ(片エビ固め、16:39)金本●

5.30分1本勝負
○平田(エビ固め、6:04)H.斉藤●

6. 30分1本勝負
○スコット、リック・スタイナー(片エビ固め、18:52)S.ノートン、ホーク・ウォリアー●

7. 30分1本勝負
○越中、T.ファンク(片エビ固め、13:40)冬木、蝶野●

8.45分1本勝負
○R.フレアー(足4の字固め、22:52)馳●

9.60分1本勝負
○A.猪木、北尾(体固め、10:25)天龍、長州●

10. 60分1本勝負
○佐々木(片エビ固め、11:20)天山●

11. IWGPヘビー級選手権(60分1本勝負)
○武藤(体固め、21:13)橋本●
*武藤が第17代王者に。

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