No.93
小川の金網デスマッチ ZERO−ONE「Impossible To Escape 〜CAGE〜」
ZERO−ONE「Impossible To Escape 〜CAGE〜」
2002(平成14)年7月7日 東京・両国国技館
同行者=千里眼
7月7日、ゼロワン行ってきました。
まず会場入って驚いたのは向正面席がすべてバックステージになってい
たこと。
要するに通常の場合の3/4しか客席がなかった。
これで大丈夫なん?と思ってたら突如事前発表にない第0試合が始まった。
そしてタイタニックの曲が。初めて見るゼロワンは謎?だらけ。
オープニングの選手入場の際、橋本真也が挨拶で「お客様は神様で
す!」笑った笑った。
で藤原・ドン荒川組なんちゅー懐かしいものが見れたり。
荒川は地獄突き、目潰し、ダイビングヘッド、浣腸とほぼ全部持ち芸見せてくれた。
そんな荒川に藤原はタッチすかし。最後は脇固め。
20年ぐらい前の新日本の前座の風景。あー、楽しい。
トム・ハワードって凄い動き。
3回ぐらいしか出てこなかったけど、こんな凄い外国人レスラーがいたなんて!
空中技は佐山に匹敵するんじゃないかなあ。
プライドとかにでても面白そうだし、情報求む。
デンプシーと石川が対峙すると石川がアリキック始めちゃって猪木−アリ戦の再現。
石川って相変わらず猪木の物まね。でも負けちゃった。
まあデンプシーは今度K−1で武蔵とやるみたいだから。
石川は相変わらずブーイングが多い。
いきなり女子の総合戦なんか始まっちゃったりして、これも事前発表なかったなあ、なんなんだあ、謎だあー。
高橋洋子があっという間に勝ちました。
元リングスの坂田登場!それなりに順応してました。
しっかし最近あちこちで元リングスみるなあ。
かち合わないように割り振りとかしているのか?
リングス勢、次は全日本登場なのか!?
橋本対小笠原はその昔見た大仁田対青柳みたいになるかなあと思って期待。
試合は橋本が危なげなく勝利。
やっぱり40Kg差(50Kg?)は如何ともしがたいか。
ここでの謎は異種格闘技戦なのにルール説明が一切なかったこと。
まあ社長橋本のアバウトな性格が出ているような感じがした。
1階が和菓子屋さんのビルにある、
ゼロワンの社内でこんなやりとりがあったかも。
「社長、格闘技戦のルールは、どのように発表したらいいですか?」
「そんなもん、勝ったほうが勝ちに決まってんだろ!」
「か、勝ったほうって?どういう風になったら勝ちなのか、聞いてるんですけど」
「細かいこと言うな!勝ったほうが勝ち!」
そんなわけで、金網デスマッチもルール説明なし!
せっかく俺、過去の金網デスマッチについて書いたのに(笑)。
おまけにNWAのレフェリーがピンフォールのカウント取りやがんの!
それで決まっちゃったらどうするんだ!
プレデターの入場曲はシュワルツネッガ−の映画の音楽で出てきたらと思って期待したんだけど(暑いし)、
イントロにベートーベンの「運命」がついた「移民の歌」カバーヴァージョンという、
ブロディの新日本登場時と全日本登場時がブレンドされたテイスト。
でプレデターのスタイルはチェーン、客席乱入などほぼ完全なブロディのコピー。
「ハッ! ハッ! ハッ!」っていう声があったらもっとよかった。
でも石川の猪木よりは上を行ってる、
かなり強いし。そもそもUFO版ビッグ・バン・ベイダーの中身なんだって?
金網の設置については自分はFMWの有刺鉄線マッチ、爆破マッチなどで待たされた経験があるので、それほど苦ではなかった。
しかし場内の空気ということを考えると、
いつぞやの新日東京ドームでの「第0試合」蝶野対大仁田の爆破マッチのように
設置・片付けに30分以上掛かる試合ははじめにやってしまうのがいちばんいいと思う。
それでメインエベントが橋本対小笠原でもよかったと思う、昨日は。
金網が設置される間、場内のBGMは映画「ジョーズ」のテーマ。
試合は金網でやったわりには、そうでもなかったなあ。
小川がチェーンで絞首刑になったり金網の支柱にぶつけられて流血したりするシーンを期待していたんだけど。
あ小川が嫌いなわけじゃないんで。そういうシチュエーションから逆転するシーンを考えていた。
やっぱり小川っていうのは「10分」が観賞の限界だと思う、今のところ。
ほぼ攻撃オンリーのスタイルだから仕方がないか。
でも面白かったです。
なんか初期の新日本と国際と大仁田の頃のFMW
を足したような感じか。
外国人選手が充実しているところがいい。
また見に行きたくなりました、ゼロワン。とくにトム・ハワード。
(旧演撃カフェ 2002/07/08 2645)
ZERO−ONE「Impossible To Escape 〜CAGE〜」
2002(平成14)年7月7日、東京・両国国技館
観衆8800人(超満員札止め)=主催者発表
1.第0試合(30分1本勝負)
○スパンキー(片エビ固め、3:23)佐々木義●
2.30分1本勝負
○星川(片エビ固め、15:41)日高●
3.30分1本勝負
○佐藤、崔(スタンド式腕固め、14:29)金村、黒田●
4.ソフト・オン・デ・マンド提供試合〜
女格闘家スペシャルU(3分3R)
○高橋洋子(フロントチョークスリーパー、1R1:43)亜利弥●
5.30分1本勝負
○藤原、ドン荒川(ワキ固め、11:08)富豪、黒毛●
6.30分1本勝負
○高岩(片エビ固め、12:55)ディック東郷●
7.30分1本勝負
○デンプシー、マッコリー(RSC、5:50)臼田、石川雄●
8.30分1本勝負
○N.ジョーンズ、ハワード(アルゼンチン式背骨折り、9:11)コリノ、ファイアー●
9.30分1本勝負
○大谷、田中将(体固め、17:43)坂田、横井●
10.異種格闘技戦(時間無制限1本勝負)
○橋本(RSC、8:44)小笠原●
11.金網デスマッチ(時間無制限1本勝負)
○小川直(スリーパーホールド、10:26)プレデター●
金網デスマッチに興味のある方はこちら→
「R.木村金網デスマッチ公式試合全記録」
生観戦記2002に戻る
SAMEDASU扉に戻る