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No.310
技：パロスペシャル/ジャッキー･パロ式、ウォーズマン式、さらに・・・

07年5月3日、NEO女子プロレス後楽園大会のタッグマッチにおいて
漫画「キン肉マン」で主人公のライバルとして登場するウォーズマンの必殺技である「パロスペシャル」が公開された。



御丁寧にウォーズマンのマスクを被ってのタニー・マウスの仕掛け。
相手の体の上でボディシザースをかけながら両腕を取ってサーフボードクラッチを仕掛ける難度の高い技だが
本来この技は「ミスターTV」ジャッキー･パロというイギリスの選手（未来日）の技であり
ウォーズマンのパロスペシャルとはかけ方が違う。
では元祖ジャッキー･パロのスタイルは・・・


↑別冊ゴング51年5月号特別付録より。

ウォーズマン式とは自分の体の向きが逆でさらに難度が高そう。
さらに71年の国際プロレス第3回W.シリーズのK.ゴッチ対B.ロビンソンの夢のシングルマッチでは
ゴッチがロビンソンを相手にウォーズマン式未遂の写真が残されている。


↑別冊ゴング46年6月号より。

この状態が一瞬の攻防なのか長時間続いたかは不明だが、
ゴッチがこのスタンスでロビンソンの腕をサーフボードに決めればウォーズマン式パロスペシャルの完成（笑）。
バランスの難しいアクロバチックな技がゴッチ‐ロビンソンという強豪同士の対戦であわや公開という場面まで行ったというのが面白い。


（2007.0526）


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