「アバター」青い人たちが登場する3D映像体験。
アバター ブルーレイ&DVDセット [初回生産限定] [Blu-ray]
新品価格
¥2,620
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2009年アメリカ(カラ―・3D・161分)
原題:Avatar
監督:ジェームズ・キャメロン
製作総指揮:コリン・ウィルソン&レータ・カログリディス
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー&ジョシュ・マクラグレン
脚本:ジェームズ・キャメロン
音楽:ジェームズ・ホーナー
主題歌:レオナ・ルイス「I See You」
出演・配役
サム・ワーシントン:ジェイク・サリー(車椅子の元海兵隊員)
シガニー・ウィーバー:グレイス・オーガスティン博士(アバター計画担当者)
ゾーイ・サルダナ:ネイティリ(ナヴィの族長の娘)
スティーヴン・ラング:マイルズ・クオリッチ(元海兵隊大佐)
ミシェル・ロドリゲス:トゥルーディ・チャコン(女性パイロット)
ジョヴァンニ・リビシ:パーカー・セルフリッジ(RDA社パンドラ星責任者)
4月24日、有楽町で見る。
劇場に入る時、係員から3Dメガネを渡される(下記画像)。
んで説明の画面の後映画が始まりメガネをかけて
3D画像が始まると、確かに画面がせり出して手で触れるような位置に見える錯覚がある。
画面には奥行きが感じられ、落ちてくる水滴、花びら(花粉?)、手前に見える木の葉、枝など、
タンポポの羽毛とクラゲが混ざったような空中を浮遊するクリーチャーなどが目の前にあるように見える。
断崖のシーンは本当に高さと言うか落差を感じる。
時々3Dメガネをはずして画面を確認すると、
少ーしずつブレている、印刷で言うと版ズレしているような映像で、
細かいところはわからないが両方の目で見ることによる工夫がなされていると思う
(パンフに理屈が書いてあったけどまだ読んでません)。
反面、スピードのあるシーンは目がついて行かない。他の人はどうなんだろう?
それから、すごく目が疲れる。これは大きい。
まあおいらがちょっと目の疲労気味だからかもしれないが。
まあ本作品は3D映画としておそらく
サイレント→トーキー
モノクロ→カラ―
の変化に並ぶ革命的映画ではあるかも知れないが、
全ての映画が3Dにならなくてもいいような気もします。
映画の内容は、パンドラ星の地下資源を採掘したがる人類と先住民族ナヴィとの戦い。
ナヴィは青い肌で身長約3メートルの有尾人。眉間がへこんでいない独特の顔相。
・・・こういう顔の人、時々いるよな・・・某大関の奥様とか・・・。
それにあれだけいるのに♀がみんな貧乳・・・。
まあそれはともかく、この対立構造はネイティブ・アメリカンと白人の歴史そのまま。
ラスト近くの戦いへの雄たけびなんかはネイティブ・アメリカンのそれそっくり。
この世界では地球人がエイリアンだ。
しかも最後地球人が負けるし。
発表のタイミングも良かったのでは?
9・11により外敵への徹底抗戦をうたったブッシュ政権下ではこういう映画は難しかったと思う
(同じ日に見た
「第9地区」
のパンフより)。
東スポに中国のネット小説の作家による作品の盗作、という記事が載っていたが。
確かに空中に浮かぶ島や断崖のイメージは中国の水墨画に出てくるような感じ。
それにあの森には「竹」があった。
竹はヨーロッパ、北米には自生していないそう(ウィキより)。
ナヴィは手の指が4本だったが、
アバターは人間とナヴィを遺伝子操作で合成させたものであるせいか指が5本ある。
劇中では誰もここに指摘しない。
ナヴィは森の中に生き、他の生き物や森の木への信仰心が高い。
森の中で木の精のようなものが登場したりするが
何だか宮崎アニメの「もののけ姫」に似た雰囲気(ウィキでも指摘されていた)。
アバターと操縦者を神経接続するシーンは
エヴァンゲリオンの第1話のおんなじ場面に似てる。
人類側の戦闘機で丸い両翼の中に回転翼が付いているデザインは
「帰ってきたウルトラマン」のマットジャイロそっくり。
パンドラ星のクリーチャーは足が地球の生物より多いが
こりゃエドガー・ライス・バロウズの「火星シリーズ」ジョン・カーターが主役のシリーズ、それを連想させる。
そういや「火星シリーズ」の緑色人も3メートルぐらいあったはずだなあ(手は4本)。
モチーフの一つになってるんじゃないだろうか。
懐かしやタルス・タルカス。何でバロウズの「火星シリーズ」って映画化されないんだろ。
もうあの世界を構築するには十分映像技術は追いついたぞ。
アメリカの「神話」だ。
ジェイクーリが載る赤い大翼竜レオノプテリクス、
確かにデザインはビミョーに違うけど、ありゃギャオスだね。
ラストにシュモクザメ犀とか6本足巨大黒豹とか
パンドラ星全体の生物が結集してエイリアン(地球人)に相対するシーンは
平成ウルトラマンのなにがしかを思い出してしまいました。
それから、モビルスーツが出てくるんだけど、
同じキャメロンの「エイリアン2」でリプリ―(シガニー・ウィーバー!)がクイーン・エイリアンと対決するために
荷物運搬用のモビルスーツ着用で登場した時、一部観客が大笑いしていた。
しっかしこの日は同じエイリアン映画の
「第9地区」
も見たんだけど
そちらにもモビルスーツが出てくる。
もうモビルスーツは時代が追いついて未来・近未来SF映画では標準装備って感じですな。
漫画だけど、ゴルゴ13にもSJR-2って着用式装甲兵(まさにモビルスーツ)が出てくる回がある。
というわけで3D以外でもいろいろと楽しみ方がある。
(続く、としたけどとりあえずやめました)
(2010.0425)
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