「サロゲート」
もし○○がない世界になったら?

サロゲート [DVD]

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<あらすじ>近未来、人類は「サロゲート」と呼ばれる見代わりロボットを使い仕事をし、
自分たちは部屋でひきこもるという安全な生活を始めていた。犯罪発生率は低下し、人類のサロゲート普及率は90%を超えた。
ある日、サロゲートシステム開発者キャンター博士の息子が殺害される。
それもサロゲートを攻撃されてオペレータが死亡するという前代未聞の方法だった。
サロゲートシステムの崩壊にもつながりかねない状況に、捜査官トム・グリアーとジェニファー・ピータースが動き出す。
そこにはサロゲートを使用する全人類を抹殺するための恐るべき陰謀が隠されていた。

'10年4月29日、浅草で見る。
もしサロゲートがなくなったら、って感じの映画ですが
「サロゲート」のところを例えば「パソコン」「インターネット」「ケータイ」などと変えてみると意味深になる。
「文明」ってくくりにすると広げ過ぎかも。
この映画で批判してるのは「文明」ではなくて「スキンレス・コミュニケーションへの警鐘」ということでは。
外出も仕事も全てサロゲートを使う近未来社会。おかげで、捜査官を休職になったトム(ブルース・ウィリス)が生身で外に出ると
道でみんなサロゲートのロボットが体ぶつけてくるもんだから、痛いし怖くってしょうがない。
この辺逆に生身がサロゲートのロボットのために危険にさらされて皮肉っぽい。
子供用のサロゲートまで売ってる。じゃあ子供は何して遊ぶ?確かに安全かも知れませんが。
ってか、ずっと個室でサロゲートを操縦してて、自分の肉体は何もしないじゃ
足は萎えるし運動不足で太るしでそれはそれでいいことないんじゃないか?

グリアー夫妻は家の中でもサロゲートでしか会うことをしない。
妻のマギーは顔に大きな傷を負っており、肌がかさかさ。
個室に入って薬を飲んでいる。
でも彼女のサロゲートは美しく若々しい。
彼らの子供は交通事故で死んだ、と説明される。
もしかしたら、その交通事故でマギーも顔に傷を負い、部屋に引きこもっているのでは。
トムはまさにその状況を憂い、妻に部屋から出てくるよう懇願する。

人間のみの独立居住区も林立していて
入り口ではチェックがあり、レジスタンスが武器を持っている。

確かにサロゲートは怪我、病気などで容貌に問題がある人、身体に不自由がある人にはいいものだろう。
健常者と何ら変わることなく外で仕事ができる。
人生さえ変えさせられる素晴らしいものかもしれない。
でも健常者が使うってのは?ロボットは金さえかければ容貌を自由に変えられるので
性差だってなくなる。
次に出てくるのは、サロゲートを悪用して犯罪を考える人たちだ。

サロゲートシステムの開発者キャンター博士は会社と決裂し退職する。
その博士の息子が、サロゲート稼働中に謎の武器によりサロゲートを攻撃され、安全なはずの自分も死ぬ。
捜査官のトムとジェニファーは調査を始めるが、謎の武器を使う犯人を追って
トムのサロゲートは独立区に侵入して大暴れ。トムは休職に追いやられる。
しかし犯人は予言者の配下のレジスタンスに捕えられ死ぬ。
謎の武器は予言者の手のもととなる。

予言者は計画実行のため、謎の武器を移動させる。
が、捜査側が独立区に入って攻撃、予言者も撃たれる。
・・・予言者もサロゲートのロボットでした。では誰の?

黒幕はサロゲートシステム開発者キャンター博士だった。
謎の武器も会社で開発されたものの一部が流出したものだった。
博士は謎の武器を全サロゲート使用者を同時に殺害するための計画に使用した、
カウントダウンが始まる・・・人類は救われるのか?

そういう映画です。
最初に戻って、「サロゲート」のところを「パソコン」「インターネット」「ケータイ」にすると・・・
映画は、それらは便利ですが「過度に血の繋がっていないコミュニケーション・システムはほどほどに」と伝えたいよう。
おいらの周辺でも使っていない人は使ってませんし、その人たちは今後も使用しないのでは?
ただ業務上使えないとマズい、っていう仕事はありますね、事務職とか。仕方ないかも。
では再びある文章で「サロゲート」のところを「パソコン」「インターネット」「ケータイ」に置き換えてみましょう・・・
今この記事を見ているあなた、安心できますか?
『○○は謎の武器を全サロゲート(あるいはパソコン、インターネット、ケータイ)使用者を同時に殺害するための計画に使用した』
今日明日のことではないかも知れませんよ・・・。
そういや電話(まだケータイはない時代)に殺人音波を流して人を殺す、っていう設定はあったなあ、
円谷プロのテレビドラマ「怪奇大作戦」。

ラダ・ミッチェルとロザムンド・パイクの2女優が美しくて目の保養になる。
ラダ・ミッチェルはきりっと凛々しく動きがスピーディー。
ロザムンド・パイクは生身もサロゲートもメイクが強いのかもしれないので、出演してる007でも見て勉強しようか。

さて、見代わりロボットっていうと藤子F不二雄のコミック「パーマン」を思い出しちゃう。
おいらが初めて見たアニメのヴァージョンは「真っ赤なマントを翻し、来た〜ぞぼくらのパーマンが」
ってユル〜い主題歌のやつだったんですが、新しいのは違うようですね。
パーマンになる子供が自分の身代りにとパーマン活動している間、
いなくなるのを怪しまれないように
マネキンみたいのの黒い鼻を押すと、押した人と同じ姿のロボットになって、しばらく見代わりになる。
こんな設定だった記憶が。
おいらも業務忙しいから、パーマンのロボット欲しいよ(笑)。

あと遠隔操作っていう点では「アバター」も無視できないですね。
「アバター」では主人公が「脊髄の怪我で車椅子の傷痍軍人」ってのも意味深い。

2009年アメリカ
原題:Surrogates
製作総指揮:デヴィッド・ニックセイ、エリザベス・バンクス
監督:ジョナサン・モストウ
音楽:リチャード・マーヴィン
出演:配役
ブルース・ウィリス:トム・グリアー (捜査官)
ラダ・ミッチェル:ジェニファー・ピータース (捜査官)
ロザムンド・パイク:マギー・グリアー(トムの妻)
ヴィング・レイムス:予言者
ジェームズ・クロムウェル:キャンター博士(サロゲートシステムの創造者)

(2010.0504)

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