「荒野の七人」ユル・ブリンナーのカッコよさ。

荒野の七人 [Blu-ray]

新品価格
¥3,683から
(2010/9/19 11:39時点)


1960年アメリカ
原題:The Magnificent Seven
監督・製作:ジョン・スタージェス
脚本:ウイリアム・ロバーツ
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン

<あらすじ>毎年収穫期になると盗賊の一味が食料を奪い去ってしまうメキシコの農村。
村人は遂に凄腕のガンマンを雇い決戦を挑む。

09年6月、NHKの衛星放送で見る、もっとも以前テレビで見ているが何時ものように詳細を記憶していないので再び見る。
黒澤映画の「七人の侍」をベースに製作されたので諸所にオマージュ的な場面が盛り込まれている。
ナイフ投げの名手(拳銃も使う)コバーンの役は殆ど久蔵だし
(寸止めの果し合いから真剣勝負になったり、最期にナイフを投げようとして倒れる)、
ブロンソンはまきを割ってるところをスカウトされるし、
ホルスト・ブッフホルツ演ずるチコは最初仲間に入れてもらえないでついて来る。
いちいち指摘してもキリがありませんが、オリジナルと違う点ももちろんある。

ガンマンたちが敵に夜襲をかけようとすると敵陣はもぬけの殻。
村に引き返してみると、盗賊たちが村人を人質にしていて、ガンマンたちは捕らえられてしまう。
盗賊のボスに人格というか意思が感じられるのがオリジナル版との最大の差異ではないか。

盗賊のボスによりガンマンたちは村から遠いところまで誘導され、村を去るように勧告される。
しかしガンマンたちは村に戻り、盗賊に逆襲する。
この辺村人を最後まで助ける義侠心なのか、
コケにされてプライド傷つけられて怒りが沸いての行動かははっきりしない。
盗賊のボスはガンマンたちを追放した時、銃を返しちゃったんだなあ。
これが仇になってガンマンたちの逆襲で盗賊グループは全滅。
三船と木村功の両方の要素があるチコは、村の娘と懇意になり村に残る。
ブリンナーは最後「俺達が勝ったんじゃない」、と語る。最後までカッコいいブリンナー。

上映時間の問題などもあって忠実にオリジナルの時代劇を西部劇でリメイクした、とはいえないが
「ここは(オリジナルと)同じ、ここは独特」などと比較して楽しんでも充分面白い。
バーンスタインのテーマ曲はもはや西部劇の定番(確かLARKのCMでも掛かっていたと思う)。

(09.0628)


参考:ウィキペディア
偏食ムービーに戻る
目次に戻る
SAMEDASU扉に戻る

web拍手 by FC2