「レッド・サン」三船とドロンとブロンソンの競演。

レッド・サン [DVD]

中古価格
¥4,000から
(2010/9/19 11:41時点)


1971年フランス・イタリア・スペイン
製作:田中友幸、田実泰良
監督:テレンス・ヤング
脚本:レアード・コーニッグ、ローレンス・ロマン
音楽:モーリス・ジャール
出演:三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、ウルスラ・アンドレス

<あらすじ>日米修好の大使でアメリカ大統領に黄金の刀を献上する一行が旅客列車で強盗団に襲われ、黄金の刀は略奪される。
一方、強盗団でも仲間割れが起き、No.2のゴーシュ(ドロン)はボスのリンク(ブロンソン)を爆死させ、貨物列車の金貨を奪う。
黒田重兵衛(三船)は七日間の猶予をもらい宝刀奪還の命を受け、ゴーシュへの復讐に燃えるリンクを道案内人として旅を始める。

09年6月、NHK衛星放送で見る。
始めてみた時は劇場で、ブルース・リーの「ドラゴン危機一発」との2本立てだった。
黒田は結び目を7つ作り、朝になるたびに一つほどいていく。
奇妙な二人組はしかし段々とお互いの実力を認識し、そこに友情が生まれる。
リンクはゴーシュへの復讐もさることながら金貨の山も手に入れたくて、
ゴーシュを見つけたらすぐ殺してしまいそうな黒田と取引をする(ゴーシュに金貨の隠し場所を白状させるため)。

山越えのシーン、雪が残る山で黒田が裸になって行水(寒そう)。
そこをリンクが刀と着物をかっぱらってしまい「ゴーシュを見つけてもすぐ殺さない」と約束させる。
裸で寒くてしょうがない黒田は渋々約束する。
ここのやりとりは黒田が日本語で怒りを爆発させたりで、申し訳ないが結構笑える。

ゴーシュらのアジトの教会に行った黒田とリンクだったが、虚を突かれて捕まってしまう。
しかし教会はコマンチ族に襲撃され、3人は一時共闘してコマンチ族撃退に向かう。
黒田は日本刀と手裏剣でコマンチ族をバッタバッタと倒す。
しかし3人になったところで黒田はゴーシュの後ろを取るが、リンクとの約束のため手を出すのを躊躇してしまう。
リンクは「殺せ」と叫ぶが、これが仇になってしまいゴーシュは振り向いて黒田を撃つ。
その後リンクはためらいなくゴーシュを撃つ。
金貨の隠し場所を言うまでは自分を殺すことは出来ないと目論んでいたゴーシュは意外な顔。
黒田との友情がリンクを優先させた。
劇場で見た時は「黒田の仇だ」とリンクが言う字幕があったと記憶しているが、今回は見ることが出来なかった。
命を果たせなくなった黒田はリンクに宝刀の返還を頼み、無念の死を遂げる(三船の死に顔が出る)。

ラスト、7日目の朝、黒田の代わりに宝刀を返しに駅にやってきたリンク。
日本の大使が乗っていると思われる列車が入ってくる。
リンクは大使に会わず、宝刀は高いところの鉄線に結び付けられていた。
でもどうやってあそこまで行けたんだろ。

3大スター の競演は豪華。侍が拳銃と対等に戦う異色の西部劇。
ウルスラ・アンドレスの乳もちょっと見られる。

(09.0614)


偏食ムービーに戻る
目次に戻る
SAMEDASU扉に戻る

web拍手 by FC2