ボック
ボック 【ぼっく】
正しくはローラン・ボック。
「ローラン・ブルック」「ローランド・ボック」など日本名表記でも一時物議をかもした
西ドイツ(活躍当時)出身のアマチュアレスリング出身のプロレスラー。オリンピックにも出場経験あり。
猪木が参戦したいわゆる「欧州ツアー」を主催、
決勝戦でスープレックスの連発で猪木を圧倒し判定ながら勝利して日本のマニアから注目を集める。
情け容赦ないアマレス式の投げ攻撃から「墓堀人」との異名がつけられ、
「アンドレをスープレックスで投げようとした」
「マスカラスを秒殺した」などの伝説を持ち日本マット登場が期待されたが、
交通事故、血栓症など度重なるトラブルで体調を崩し何度も来日が延期された。
81年に体調不完全ながらようやくその雄姿を日本のファンの前にあらわし、第1戦の木村健吾戦では95秒の圧勝、
IWGP本戦ヨーロッパ代表の期待がかかったが
82年元旦の猪木戦(反則負け)を最後にフェードアウト、本国で脱税容疑で収監されたとのこと。
2004年現在生死すら不明の状態である。
アメリカン・スタイルに迎合しない叩き潰しのスタイルが一部日本のマニアから支持され
また週刊ファイトに掲載された、全裸の美少年(再婚した妻の連れ子で来日時同行させていた)と
プールでたわむれる写真からゲイであるとも想像され
現在でも様々な幻想を想起させる特異な存在である。
→No.163 1978年、A.猪木欧州遠征試合記録
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