第4戦




12月9日(火)福岡九電記念体育館
観衆5700人

1.15分1本勝負
○大仁田厚(体固め、9:28)淵正信●

2. 公式戦30分1本勝負(-)
○D.マードック(リングアウト、10:09)A.ヘーシンク●

3. 公式戦30分1本勝負(-)
○D.L.ジョナサン(体固め、16:12)M.レスリング●

4. 公式戦30分1本勝負(-)
▲ヒロ・マツダ(両者リングアウト、8:23)D.ローデス▲

5. タッグマッチ30分1本勝負
○R木村、M井上(片エビ固め、11:09)A.T.ブッチャー、K.マンテル●

6.公式戦30分1本勝負(11位)
○ザ・デストロイヤー(体固め、15:23)G草津●

7. 公式戦30分1本勝負(-)
○J鶴田(体固め、15:07)H.ホフマン●

8. 公式戦30分1本勝負(-)
○D.F.ジュニア(体固め、14:33)B.V.ラシク●

9. 公式戦30分1本勝負(8位)
△G馬場(時間切れ引き分け)H.レイス△


*7、2、28.5%。

第2試合から公式戦とはこれまた豪華な。
大木が欠場。

【マードック対ヘーシンク】
狂犬対柔道王は場外戦からマードックがリングに生還。インサイドワークの勝利。

【ジョナサン対レスリング】
ジョナサンがハイジャック・バックブリーカーから巨体のサンセット・フリップでフォール勝ち。

【マツダ対ローデス】
マツダのベアフットのドロップキックとローデスのエルボーが火花を散らすも両者エキサイトしすぎて場外引き分け。

【デストロイヤー対草津】
魔王対草津は開幕前両者共通の必殺技である足4の字固めで舌戦を展開。
デストロイヤーが11月5日の日本側選手発表に記者会見で
「俺の4の字をはずしたら百万円くれてやる」と豪語すると
草津も負けずに「それなら俺は二百万円だそう」とお返し。
これを面白がった芳の里大会準備委員長が証人となって契約成立(?)。
ここに「4の字合戦」実現の運びとなった。
草津は初めのうちは「あいつ、本当に百万円用意しているんだろうなあ」
と強気だったが、次第に「負けたら、熊本の田舎の田んぼを売らなきゃいかんな」
と、冗談交じりに弱音を吐き出したそう。
試合は両者合わせて20回近く4の字を狙ったがさすが達人同士では決まらず、
結局ロープ・ワークでキッチンシンクを狙った草津に魔王のフライング・ボディシザース・ドロップが決まりデストのフォール勝ち。
4の字は両者不発に終わったので草津も田舎の田んぼを売らなくて済んだ。
それはともかく草津の単発の試合でテーマ性があったという点で特筆すべき試合。

【鶴田対ホフマン】
首投げからの押さえ込みで鶴田のフォール勝ち。

【ドリー対ラシク】
意外にもアマレス的なグランドの攻防が展開された。
もっともラシクはブレーン・クローを得意技とするナチス系悪役、というのは表向きで実はレスリング・グレコローマンの強豪。
1964年東京オリンピックのアメリカ代表だったそう(実際は怪我で不参加の模様)。
15分過ぎにドリーが伝家の宝刀スピニング・トーホールドを仕掛けるとラシクは下からドリーの顔面を掴むクロー攻撃、名場面だ。
しかしさすが元世界王者、最後はドリーが人間風車でフォール勝ち。

【馬場対レイス】
馬場の32文ロケット砲、河津落としが出るもレイス脅威の粘り、パイルドライバー、ブレンバスターで反撃。
消耗戦の末時間切れ。馬場思うように得点伸びず。

第4戦終了時得点上位5位まで

順位選手名得点勝敗
11.R木村4点2戦2勝
1A.T.ブッチャー4点2戦2勝
1H.レイス4点4戦1勝2時間切分1両者アウト

*4位3点にD.L.ジョナサン、G馬場、D.マードック、
ザ・デストロイヤー、J鶴田、D.F.ジュニアら6人。


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