「第7回王立劇場 王立新喜劇 続・コーポからほり303〜今日も危険な上町台地〜」

王立劇場 vol.7 王立新喜劇 続・コーポからほり 303 ~今日も危険な上町台地~ [DVD]

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2010年2月6日、品川プリンスホテルのよしもとシアターに行って千里眼氏とともに観劇。
うーん、ここは昔「ダリアンガールズ」を見に来たところだ!
チケット購入したら2階席だったのであら?と思いましたが
行ってみれば意外と舞台から近くて何だか貴賓席のよう(笑)。
後藤氏も「リンカーンが撃たれた劇場みたい」と前振りで。
知ってか知らずかアメリカ大統領リンカーンは
政治家になる以前、黎明期の米プロレスリングのプライズ・ファイターをやってました。

舞台は3幕。
コーポからほりの303号室に住むテレビディレクター夫婦(内場勝則&未知やすえ)。
管理人夫婦(池乃めだか&末成由美)。
1階の古道具屋(すっちー)。
芸人(安尾信之助)。
突如出現する整体師(山田花子)、

らに絡むゲストが
第1幕:中山エミリ
第2幕:川田利明
第3幕:水野真紀

という面子のコメディ。

脚本を担当した後藤氏は幕間でつなぎのスピーチ(ないし一人コントないしパントマイム)。

ストーリーは非常に複雑だがわかりづらいということはなく
むしろ伏線を楽しめる。
テレビディレクター夫婦という身分を隠して住んでいる内場&未知の元に芸能人が来訪するが
管理人の奥さん(末成)は「芸能人お断り」と宣言していて有名人を見つけたらぬかみそを投げつける。
彼女と有名人を会わさない様にする展開がポイント。

第1幕は管理人(池乃)がかつらとピンクのコートで女装して登場。
おんなじスタイル(足元のみ違う)で
大阪で笑いを取るにはどうしたらいいかと相談に来た中山エミリとお面を使って入れ替わり(本人たちは意識していない)。
神様のコスプレで部屋に入ってきた安尾を「笑いの神様」と勘違いして「大阪の笑い」の教えを乞う中山。
キャッシュカードで背中からお尻あたりを「しゅっ」とやられたり
お面を被っているときにフランスパンで頭を殴られる。
中山最後は「どっかーん!」とブレイクして「大阪の笑い」を理解?

第2幕は部屋に川田利明が遊びに来る。
内場と池乃とすっちーによる将棋大会に川田も参加しようとするが、
末成が忍び込んで、強盗と間違えて川田の頭を金属の盆で一撃。川田失神。
でもよく考えてみればプロレスラー役の川田がいくら奇襲とはいえ
おばさんの力で頭殴られたぐらいで失神するかあ?(笑)

そのうち将棋大会とプロレスごっこが登場人物の間でごっちゃになり、
気がついた川田がプロレス技炸裂。→詳細はこちら

第3幕は内場・未知夫婦が嵐のコンサートに行く、行かないで夫婦喧嘩をしている時に
水野真紀ファンの内場のために安尾が本物の水野真紀を連れてきて
未知がいない間に奥さんとして入れ替わる、というネタ。

舞台に登場した青いカーディガンの水野真紀は背が高く手足が長く
物腰、動きがとても優美!
柔らかくしなやかで艶っぽい。
この日一番、それも独特のオーラを発していました。
喜劇にもすっぽりはまっておりコメディエンヌの素質も十分。
ずっと見ていたいと思わせる魅力十分、間違いなく超大物です。

普段知らない役者の持ちネタで爆笑の連続。
オープニングはやっぱり後藤氏の「それはさておき」。
今回(2月6日)は「上野動物園にハシビロコウという珍しい鳥がいることは御存じですか」。
2幕の前には小道具の「たたき」を紹介するんだけど…。
また舞台となる部屋には後藤氏の肖像画が飾られていた(笑)。

第7回王立劇場
王立新喜劇 続・コーポからほり303〜今日も危険な上町台地〜
作・演出:後藤ひろひと

出演:
内場勝則
未知やすえ
末成由美
山田花子
安尾信之助
すっちー
池乃めだか
水野真紀
中山エミリ
後藤ひろひと
川田利明

(2010.0211)

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