「007/私を愛したスパイ」壮大なスケール、ユーモア、そしてジョーズ。

私を愛したスパイ (アルティメット・エディション) [DVD]

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1977年イギリス
監督:ルイス・ギルバート
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
主題歌歌手:カーリー・サイモン
主題歌作詞:キャロル・ベイヤー・セイガー
主題歌作曲:マーヴィン・ハムリッシュ
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー

出演・配役
ロジャー・ムーア:ジェームズ・ボンド=007
バーバラ・バック:アニヤ・アマソヴァ少佐=トリプル](ソ連のスパイ)
クルト・ユルゲンス:カール・ストロンバーグ(海商王)
リチャード・キール:ジョーズ(殺し屋)
キャロライン・マンロー:ナオミ(ストロンバーグの秘書)
バーナード・リー:M
ロイス・マクスウェル:ミス・マネーペニー
ミルトン・レイド:サンダー(殺し屋)

<あらすじ>英・ソの原潜が行方不明になり、両国は共同で捜査を開始する。
事件は海商王ストロンバーグの仕業で、彼は原潜から米ソに同時に核ミサイルを発射し世界を壊滅させ
新世界の創造を目論んでいた。
007はソ連のアニヤ少佐と行動を共にするが、実は先の任務で彼女の恋人を殺してしまっていた。
「任務が終わったらあなたを殺すわ」アニヤは007に宣言する。

「ゴールドフィンガー」と同じくアシェット・コレクションズ・ジャパン社のDVD付きの本を購入。
公開時劇場で見た記憶がある。
オープニングのオーストリア(実際はスイスだそう)でのスキーチェイス、エジプトでの殺し屋ジョーズとの攻防、
タンカー内部の壮大なセット、最後の脱出劇と見どころ満載。
タンカー内部での集団での大乱闘は一大スペクタクル。

バーバラ・バックの衣装、ラスト近くでエロい。
キスシーンも濃厚で子供が見るもんじゃない、大人の映画(それも男)って感じ。
でもバーバラはヨーロッパ的な風貌だけどやや肌が浅黒くてロシア的ではないなあ。
バーバラはこのあと元ビートルズのドラマー、R.スターと結婚したそう。
ビートルズと007ってのも同じイギリスのせいか結構絡みますね。
「死ぬのは奴らだ」の主題歌はP.マッカートニー&ウイングスだし、
「ゴールドフィンガー」ではコネリーのボンドが「ビートルズは耳をふさいで聞くべし(大意)」と言うシーンもある。

ラストでアニヤに銃口を向けられるボンドだが、意外なユーモアで彼女の怨念を解き、男の武器で(以下略)。

そしてジョーズである。
巨人リチャード・キール演じる不死身の殺し屋も本作の見どころ。
なにしろ頑丈。頭から建築資材落とされても、車で家の屋根に突っ込んでも、
平気な顔して瓦礫の中から出てくる。
そして上着のホコリをパンパンと叩き落として、ネクタイを直して歩いてゆく。
このあたりも本作のユーモアの一つ。
ラスト近くボンドの機転で、鮫のいるプールに落とされても鮫に噛みつき脱出!
この役は当初ジャイアント馬場にオファーが来たはず。
日刊スポーツかサンスポの1面で「馬場、007映画に悪役で出演」の記事を見た記憶がある。
でもこの時期の馬場って実は大変なことになっていたはずで。
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しかしアシェット・コレクションズ・ジャパンの解説には
「ジョーズ役には馬場へオファーがあった」とはこれっぽちも書いていませんでした。

(09.0426)

参考:ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション4 アシェット・コレクションズ・ジャパン 2009年

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