「DRAGONBALL EVOLUTION」きいちごべったり。

ドラゴンボール EVOLUTION 【完全数量限定版】(Blu-ray Disc DVD)

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2009年アメリカ・20世紀FOX
原作、製作総指揮:鳥山明
監督:ジェームズ・ウォン
音楽:ブライアン・タイラー
主題歌:浜崎あゆみ「Rule」

Rule/Sparkle(DVD付)(ジャケットA)

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出演:配役
ジャスティン・チャットウィン:悟空
エミー・ロッサム:ブルマ
チョウ・ユンファ:亀仙人
ジェームズ・マースターズ:ピッコロ大魔王
ジェイミー・チャン:チチ
ジュン・パーク:ヤムチャ
田村英理子:マイ

<あらすじ>2000年前に魔封波で封印されていたピッコロ大魔王が復活、世界征服のために7つのドラゴンボールを集め始める。
祖父・孫悟飯を殺された悟空は亀仙人の下で修行し、ピッコロの野望を阻止しようと立ち上がる。

はっきり言って、おおまかなコンセプトが同じなだけで原作のコミックやアニメとは別次元の映画。
悟空はクラスメートや先生に変人扱いされてる高校生!
しかもアングロサクソンが演じる青い眼の悟空。
まあこの辺はハリウッド映画だから仕方ないか。
ヤムチャは砂漠に穴掘って獲物を待つ革ジャン着た盗賊。
武天老師(亀仙人)は普通に都会に住んでるし。
チチも牛魔王の娘、ってことはなさそう(笑)。
「オペラ座の怪人」でヒロイン・クリスティーヌ演じてたエミー・ロッサムはブルマ役、
アクションシーン満載で田村英里子と対決!

って書くと何だか面白いと思うかも知れませんが、展開も平板だし内容としてはまあまあ以下です。
原作に過剰な思い入れがある人なんかはもしかしたら怒るかも知れない、おいらはそこまでのもんじゃありませんが。

尻尾がないのに大猿(英語のセリフでも「オーザル」)が出てきたり、
クライマックスの対決では悟空の服装が上は「亀」のマークが胸に入った道着なのに下穿きだけ黒かったり。
こういう細かいディティールの違いはマニアの神経を痛めつけるのではないか。

でもまあ、ピッコロ大魔王のダーク感満載のデザインと造形は威圧感があってよかった、触角は伸びてなかったけど。
クライマックスの対決はビーム合戦ばっかりで、もう少し打撃での戦いがあってもよかったのでは?

ラストは次回作につなげる伏線みえみえだったが、
初代ピッコロが滅んでマジュニアたる別人格の二代目が登場するからこそ悟空のライバルとなり、
のちサイヤ人が地球にやって来た時悟空の側につくシチュエーションに説得力が出るのだと思うんだけど。
ってことでこの出来でオーケーを出した時点で作品の評価は決まってしまったのかも知れない。
そういや「魔封波で封印されていたピッコロがなぜ復活したのか?」については全く説明がされてなかったなあ・・・。

シュンロン(神龍)登場しますが造形はいまいち。威厳も迫力も感じられなかったなあ。
「一つだけ願いをかなえてやろう」セリフもなかったし。
D-WARSの龍にも負けてると思う。

(09.0322)

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