「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」いよいよ滝の上での対決でした。

シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム オリジナル・サウンドトラック

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2011年アメリカ
英語タイトル:Sherlock Holmes: A Game of Shadows
監督:ガイ・リッチー
脚本:ミシェル・マローニー、キーラン・マローニー
キャラクター創造:アーサー・コナン・ドイル
製作:ジョエル・シルバー、ライオネル・ウィグラム、スーザン・ダウニー、ダン・リン
音楽:ハンス・ジマー

出演:配役
ロバート・ダウニー・Jr:シャーロック・ホームズ(私立探偵)
ジュード・ロウ:ワトソン医師(ホームズのパートナー)
ノオミ・ラパス:シム(ジプシーの女占い師)
ジャレッド・ハリス:ジェームズ・モリアーティ教授
スティーヴン・フライ:マイクロフト・ホームズ(シャーロックの兄の役人)
ケリー・ライリー:メアリー・モースタン・ワトソン(ワトソン夫人)
レイチェル・マクアダムス:アイリーン・アドラー(女盗賊)

<あらすじ>19世紀末のヨーロッパで連続爆破事件が起こる。
私立探偵ホームズはこれをモリアーティ教授の仕業と推理し、彼と対決することを決断する。
しかし彼のパートナー、ワトソン医師は結婚を控えた身。
事件のカギを握る占い師、シムと出会ったホームズは刺客に襲われる。
世界情勢をも変えようかというモリアーティ教授の策略を阻止するため、
ホームズ一行はヨーロッパ各地でモリアーティ一味と激闘を展開。

'12年3月11日、上野東急で見る。
あのマンドリンっぽいテーマ曲に乗って、二人が帰ってきた!って感じです。
アクション、セット、CGなどにすっごくお金がかかってるアクション・コメディ、という感じの作品です。
序盤、中国人に変装しながらアイリーン・アドラーを尾行した後の謎の一行とのバトル、
ホームズのアクションは何だかカンフー映画みたいな動きです。
と思っててウィキで調べたら、ダウニーJrってドラッグ依存のリハビリで詠春拳習ってたそうですね。
詠春拳っていえば葉問、ブルース・リーなどを連想させますが
ホームズとカンフーって・・・。

自分は決して表に出ないで欧州各国の要人を爆死させるモリアーティ教授。
ホームズがひそかに恋心を寄せるアイリーン・アドラーも、
モリアーティの手先として動かされ、どっきりカメラみたいな演出の後
失敗のため制裁?される。

ワトソンの結婚式の前日、飲み屋へ行って大騒ぎする一行。
ホームズは占い師シムを尋ねる。
シム役は「ミレニアム」シリーズの初代リスペッド、ノオミ・ラパス。
・・・濃い顔してます。

ところがシムを狙うコサック風の殺し屋に遭遇してホームズ大乱闘。
・・・次の日、二日酔い?と乱闘でぼろぼろで寝てるワトソンが
ホームズ運転するところの自動馬車(自動車)に乗って結婚式場に向かう。

・・・こういう経験あるなあ(笑)。
いや、花婿じゃないんだけど、「明日○○の結婚式に出席しなきゃならない」人を帰さないで
朝までカラオケボックスで飲んで歌ってなんてことがありました。
ありゃその後どうなったんだろう・・・?

んで他にもホームズの兄、マイクロフトも登場しますが、このキャラは何だかのどかです。
ワトソン夫人の前で○○○○○で登場したり。
ワトソン夫妻の新婚旅行列車に謎の一団(モリアーティの一味)が乗り込み銃撃戦が展開されワトソンのピンチ。
そこにとんでもないかっこうしたホームズが登場して応戦。
列車アクションはなかなか面白い。
オペラ座を経てモリアーティの兵器工場に忍び込んだホームズとワトソン、
ここでの塔の大破壊シーンは迫力。
でシム一行と森に脱出したホームズたちを、一味が銃や大砲で追撃。
この辺の処理が銃弾飛んでるのにスローモーションといいうマトリックス的展開で、こういう表現は実はあまり好みではありません。

クライマックスはスイス、滝が見える、おお、あれが最終決戦地「ライヘンバッハの滝」なのか。
滝の上の建物の中ではヨーロッパ各国の要人たちが出席する催しが行われていて
そこで相対するホームズとモリアーティ。
ここでも肩を負傷しているホームズが、ボクシング経験もある教授に格闘で勝てるかヴァーチャルするマトリックス的場面があるが
いろいろヴァーチャルした末に「勝てない」と考えたホームズは・・・。

ワトソンがひょいと現れた瞬間、教授に抱きついたまま同体で滝へとまっさかさま・・・
何だか抱きついて一緒に落ちただけ、って感じでバリツのバの字も感じられませんでした
ガイ・リッチー監督はバリツ知ってんのか?
ということでちょっと残念。次回作があってもバリツの説明から始まるなんてクドい感じがするし
ホームズとワトソンの会話もウイットが効いているのかどうか、日本人には合わないネタなのか、
おいらが面白さを理解していないのか、あんまり笑えない。
ホームズの変装というか擬態というかのシーンもそれほど可笑しくない。
しかし19世紀のヨーロッパの街並みの再現といい、ハンス・ジマーの耳触りのいい音楽といい、
何と言いますかそういう部分の観て聴いての心地よさという部分での魅力は
大変捨て難い作品なんだよなあ。

【追記】ノオミ・ラパスの次回作はルドリー・スコット監督の「プロメテウス」。
「エイリアン」の前日譚となるSFストーリーだそうだけど、
今度はリプリーの先祖みたいになるのか?(笑)

(12.0403)


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