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1996年大映
監督:金子修介
特撮監督:樋口真嗣
音楽:大谷幸
主題歌:ウルフルズ
出演:永島敏之、水野美紀、藤谷文子、蛍雪次郎、吹越満
<あらすじ>
北海道・支笏湖近くに落下した隕石は宇宙群獣レギオンだった。
巣分けをすべく南下するレギオン。それを阻止しようとするガメラ。
自衛隊は遂にガメラ援護の指令を出す。
平成ガメラシリーズ第2弾。
レギオンは蟻のような群体生活をする生物で、
働き蟻的存在である多数のソルジャーレギオンとそれを産む女王蟻的な巨大レギオン、
そして彼らの食料であるシリコンを生成する草体(レギオンプラント)によってコロニーが形成される。
ビルをぶち抜いて開花した草体は「ウルトラQ」の「マンモスフラワー」を思い起こさせる威容。毒々しいまでのオレンジ色。
莫大なエネルギーを開放する種子発射の直前に、ガメラが飛来する。
「2」のガメラは頭が小さくなり、頭部のギザギザが鋭角になって「大怪獣空中決戦」時よりもハードな印象。
そしてガメラは口から火球を噴射して草体を破壊する。
・・・ガメラは何故草体を破壊したのだろうか。
草体が「敵」であることを認識したというのならわかる。
しかし仙台では明らかに種子発射のタイミングを知り、それを阻止しようとしている。種子発射の危険を知っているかのようだ。
ここからは推測。おそらくガメラがアトランティス大陸の超古代文明の手によって?誕生してから眠りにつくまでの間、
レギオンはすでに地球に飛来していたのではないか。
そしてその時もアトランティス文明は甚大な被害を受けながらもレギオンを撃退した。
それをガメラは記憶している・・・。
ガメラ自身がレギオンを撃退したか、あるいは・・・。
音楽は「大怪獣空中決戦」時の華麗さとは裏腹の自衛隊中心の戦闘マーチ的な武骨な曲が多い感じ。
ガメラのライトモチーフもあまり全面に出ず控え気味。
そういうつくりも悪くはありませんが、自分はもっと派手な曲があったほうがいいと思った。
渡良瀬(永島)と穂波(水野)の別れも印象的。愛、じゃないし、男女の友情っていうか。
帯津(吹越満)と花谷(石橋保)の「これ終わったらおごらせてください」「喜んで(某居酒屋?)」は逆に男っぽくって面白い。
司令官の「全火器をレギオンの頭部に集中させガメラを援護せよ」の声には燃えます。
最後のガメラの必殺技「ウルティメット・プラズマ」は
映画「人造人間ハカイダー」の「破壊砲」と「ドラゴンボール」の「元気玉」が合体したような。
映画館で見たらその迫力に圧倒された。
,【お笑いパート担当者】
この映画は吹越満見てるだけでも充分面白い。コミカルな演技とウイットの効いたセリフ(前述)。
また穂波の父親役のベンガル、セリフ一言もありませんが出るシーン全部爆笑。
「ガメラ 大怪獣空中決戦」はこちら
「ガメラ3 邪神(イリス)覚醒」はこちら
(2006.0702、08.0614追記)
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