カール・ゴッチ 1.昭和36年 日本プロレス 第3回W.リーグ戦(初来日=K.クラウザー名義)



技の名前、決まり手など当時の表記と現代の表記が符合しない部分はわかる範囲内で線引きあるいは()にて修正した。
フィニッシュ技、試合経過で特記するべき点なども判明したかぎり付記した。
全体で公式戦で不戦勝が2回あるがいずれも試合数にカウントした。
後述の日プロコーチ時代の若手との試合はカウントを別にした。


【1】5月1日
東京体育館
▽公式戦45分3本勝負
△K.クラウザー(1-1)吉村道明△
1.クラウザー(原爆固め、20:39)
2.吉村(逆さ押さえ込み、6:16)
3.時間切れ引き分け


【2】5月2日
東京体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2-1)R.エチソン●
1.エチソン(体固め、23:00)*ボディスラム。
2.クラウザー(逆さ押さえ込み、9:52)
3.クラウザー(反則、タイム不明)*エチソンがレフェリーのトルコに暴行。


【3】5月4日
名古屋・金山体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2-1)遠藤幸吉●
1.遠藤(体固め、11:11)
2.クラウザー(原爆投げ 原爆固め、6:50)
3.クラウザー(試合放棄、タイム不明)*2本目のダメージ。以後もこのパターンの決着は多い。


【4】5月5日
四日市市営球場
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2-1)トシ東郷(ハロルド坂田)
1.クラウザー(胴締め固め、13:23)*ボディシザースの体勢で3カウント。
2.トシ(逆さ押さえ込み、4:25)
3.クラウザー(反則、1:01)


【5】5月6日
神戸・王子体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、7:23)芳ノ里●


【6】5月7日
奈良市あやめ池遊園地

▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2-1)T.アーキンス●
1.クラウザー(エビ固め、12:27)*足を取ってのエビ固め。
2.アーキンス(体固め、7:42)*「尾てい骨攻め(アトミック・ドロップ?)」。
3.クラウザー(体固め、3:15)*ドロップキック。


【7】5月8日
呉市ニ河プール特設リング
▽60分3本勝負
●K.クラウザー、I.アーキンス、J.ライト(1-2)力道山、豊登、吉村○
1.○アーキンス(体固め、5:38)力道山●
2.●クラウザー((アルゼンチン式)背骨折り、17:14)豊登○
*他の外人とクラウザーが反則攻撃の是非を巡って仲間割れ。
クラウザー孤立して奮闘するも助けを求めて自軍側を向いたところ
豊登に担がれてしまいバックブリーカーでギブアップ。

3.○力道山(体固め、10:40)アーキンス●


【8】5月10日
小倉市三荻野体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、5:26)芳ノ里●


【9】5月12日
福岡スポーツセンター
▽45分3本勝負
●K.クラウザー、R.エチソン(0-1 0-2)豊登、吉村○
1.●エチソン(反則、27:42)豊登○
2.●エチソン(試合放棄、タイム不明)日本組○
*エチソンの反則に怒ったクラウザーが日本組と3人でエチソンを攻撃。
孤立したエチソンがリング外に逃れ試合を放棄。



【10】5月13日
熊本市水前寺体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2-1)吉村道明●
1.吉村(体固め、15:57)*ドロップキック。
2.クラウザー(原爆固め、11:50)
3.クラウザー(時間切れ後優勢勝ち)
*時間切れ後レフェリーのトルコがクラウザーの優勢勝ちを宣言(一応当時のルールにはあるそう)。



【11】5月14日
鹿児島県立体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(逆片エビ固め、5:30)鈴木幸雄(のちのマンモス鈴木)


【12】5月16日
唐津市唐津体育館
▽30分1本勝負
△K.クラウザー(時間切れ引き分け)遠藤幸吉△


【13】5月17日
佐世保市立体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(時間切れ後優勢勝ち)吉村道明●
*レフェリーが誰だったかは不明。



【14】5月18日
山口県宇部市俵田翁記念体育館
▽60分3本勝負
●K.クラウザー、ミスター]、J.ライト(1-2)力道山、遠藤、吉村○
1.○クラウザー(体固め、24:35)吉村●*]のニードロップから。
2.●](体固め、5:00)力道山○
3.●ライト(反則、1:50)吉村○


【15】5月19日
広島市民球場
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、10:31)遠藤幸吉●


【16】5月21日
岡山市営体育館
▽30分1本勝負
▲K.クラウザー(両者カウントアウト 両者リングアウト、4:52)G.アントニオ ▲
*クラウザーが低い構えからアントニオの足を取り持ち上げて倒す。
アントニオ来日以来始めてのテイクダウンを喫する。
クラウザーがバックからリストロック、アントニオ弾き飛ばす。
クラウザー、パンチ、ヒジ打ち、顔面に頭突き。
クラウザー、鼻に膝蹴り、アントニオ鼻血。
場外の殴り合いで引き分け。
と、試合内容を見ていると16年後の猪木‐アントニオ戦を彷彿とさせる内容。



【17】5月22日
大阪府立体育会館
▽公式戦45分3本勝負
●K.クラウザー(1-2)ミスター]○
1.](体固め、15:01)*コーナー上からのニードロップ。
2.クラウザー(エビ固め 回転エビ固め、5:41)
3.](反則、5:56)*クラウザーが]の覆面をずらして見えなくしてパンチ攻撃。


【18】5月23日
大阪府立体育会館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(体固め、15:25)吉村道明●
*この日のメインは力道山対ミスター]のインター選手権。


【19】5月24日
京都市岡崎勧業会館特設リング
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2−0)遠藤幸吉●
1.クラウザー(原爆固め、10:20)
2.クラウザー(試合放棄、タイム不明)


【20】5月25日
富山市立体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2−1)豊登●
1.クラウザー(逆エビ固め、10:20)
2.豊登((アルゼンチン式)背骨折り、2:15)
3.クラウザー(体固め、0:22)*豊登のバックドロップを切り返してフォール。


【21】5月26日
福井市市立体育館
▽60分3本勝負
▲K.クラウザー(1−1)力道山▲
1.力道山(体固め、19:57)*空手チョップ水平打ち。
2.クラウザー(逆エビ固め、0:45)
3.(両者カウントアウト、2:38)*ジャーマンが崩れて両者ノックダウン。


【22】5月27日
岐阜市岐阜市民センター
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2−0)ヘラクレス・ロメロ●
1.クラウザー(原爆固め、8:42)
2.クラウザー(試合放棄、タイム不明)


【23】5月28日
宇都宮市スポーツセンター
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、9:12)芳ノ里●


【24】6月1日
茨城県下館市営グラウンド特設リング
▽30分1本勝負
△K.クラウザー(時間切れ引き分け)吉村道明△


【25】6月2日
東京・蔵前国技館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(体固め、10:40)遠藤幸吉●
*ドロップキックの相打ちから、先に立ったクラウザーがフォール。
この日のメインは力道山対G.アントニオのインター選手権。



【26】6月3日
千葉県成田市市営グラウンド特設リング
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2−0)芳ノ里●
1.クラウザー(原爆固め、10:30)
2.クラウザー(試合放棄、タイム不明)


【27】6月4日
千葉県野田市市営球場
▽60分3本勝負
●K.クラウザー、I.アーキンス、J.ライト(0−2)力道山、豊登、G東郷○
1.●ライト(体固め、1:30)豊登○
2.●外人組(反則、11:46)日本組○


【28】6月6日
大垣市スポーツセンター
▽60分3本勝負
●K.クラウザー、ミスター]、J.ライト(0−2)力道山、豊登、G東郷○
1.●ライト(体固め、18:17)力道山○
2.●](反則、12:21)東郷○


【29】6月7日
名古屋市金山体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(2−1)トシ東郷●
1.トシ(体固め、8:31)*ロープに詰めてのラフ攻撃からボディスラム。
2.クラウザー(逆エビ固め、2:06)
3.クラウザー(反則、2:20)*G東郷、観客(笑)が乱入して椅子攻撃。
*この日のメインは力道山、豊登対I.アーキンス、J.ライトのアジアタッグ選手権。


【30】6月9日
高松市体育館
▽公式戦45分3本勝負
○K.クラウザー(不戦勝)豊登●*豊登が腕の故障。


【31】6月9日
高松市体育館
▽エキシビジョンマッチ15分1本勝負
△K.クラウザー(時間切れ引き分け)遠藤幸吉△


【32】6月10日
徳島市体育館
▽45分3本勝負
▲K.クラウザー(1−1)トシ東郷▲
1.トシ(体固め、15:07)*頭突きからボディスラム。
2.クラウザー(体固め、3:04)*飛行機投げ。
3.(両者カウントアウト 両者リングアウト、タイム不明)*場外乱闘。


【33】6月11日
高知市民ホール
▽20分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、5:04)大木金太郎●


【34】6月12日
今治市公会堂
▽45分3本勝負
○K.クラウザー(2−1)遠藤幸吉●
1.遠藤(体固め、5:15)*ドロップキック2連発。
2.クラウザー(原爆固め、2:44)
3.クラウザー(試合放棄、タイム不明)


【35】6月13日
徳山市毛利球場
▽45分3本勝負
△K.クラウザー(1−1)吉村道明△
1.クラウザー(逆さ押さえ込み、17:48)
2.吉村(逆さ押さえ込み、5:45)
時間切れ引き分け


【36】6月14日
山口県立体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(カウントアウト、11:42)遠藤幸吉●


【37】6月15日
福岡県田川市体育館
▽45分3本勝負
△K.クラウザー(1−1)吉村道明△
1.クラウザー(逆エビ固め、20:06)
2.吉村(逆さ押さえ込み、4:41)
時間切れ引き分け


【38】6月16日
八幡市黒崎・安川体育館
▽45分3本勝負
▲K.クラウザー(1−1)遠藤幸吉▲
1.遠藤(フォール勝ち、タイム不明(資料で脱落)*ドロップキック2連発。
2.クラウザー(逆エビ固め、6:40)
3.(両者カウントアウト、2:29)*相打ちで両者ダウン。


【39】6月18日
熊本市水前寺体育館
▽60分3本勝負
K.クラウザー、ミスター](ノーゲーム)力道山、トシ東郷
1.○クラウザー(カウントアウト、11:35)トシ●*場外でトシ流血ダウン。
2.(ノーゲーム、4:30)*乱闘に巻き込まれた沖レフェリーが失神。
*「ノーゲーム」は無効試合みたいな意味の判定か。



【40】6月20日
別府市温泉プール特設リング
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(カウントアウト、12:09)遠藤幸吉●


【41】6月22日
福岡市スポーツセンター
▽45分3本勝負
○K.クラウザー(2−0)芳ノ里●
1.クラウザー(体固め、6:35)*芳ノ里のドロップキック自爆。
2.クラウザー(原爆固め、1:32)


【42】6月23日
福山市公会堂特設リング
▲K.クラウザー(1−1)豊登▲
1.クラウザー(原爆固め、11:30)
2.豊登(体固め、0:40)*すくい投げ2連発からボディスラム。
3.(両者カウントアウト 両者リングアウト、1:14)*場外乱闘。


【43】6月24日
米子市啓成小学校跡特設リング
▽30分1本勝負
△K.クラウザー(時間切れ引き分け)吉村道明△


【44】6月25日
鳥取市体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(逆エビ固め、9:42)芳ノ里●


【45】6月27日
姫路市東映大劇特設リング
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(逆エビ固め、12:31)芳ノ里●


【46】6月28日
大阪府立体育会館
▽30分1本勝負
▲K.クラウザー(両者カウントアウト、11:28)遠藤幸吉▲


【47】6月29日
大阪府立体育会館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(エビ固め、10:48)芳ノ里●
*この日のメインは力道山対ミスター]のW.リーグ優勝決定戦。


【48】6月30日
豊橋市体育館
▽30分1本勝負
△K.クラウザー(時間切れ引き分け)吉村道明△


【49】7月1日
平塚市見付台体育館
▽45分3本勝負
K.クラウザー、ミスター](ノーゲーム)豊登、遠藤
1.●クラウザー(体固め、17:25)豊登○*遠藤のドロップキック。
2.○クラウザー(体固め、4:38)遠藤●*「頭から叩きつける」(パイルドライバー?)。
3.ノーゲーム、タイムなし*3本目開始前の乱闘。


【50】7月2日
茨城県取手市中央公民営広場特設リング
▽45分3本勝負
K.クラウザー(ノーゲーム)吉村道明
1.吉村(逆片エビ固め、14:45)
2.クラウザー(原爆固め、2:23)
3.ノーゲーム
*2本目のダメージで吉村3本目開始のゴングが鳴っても起き上がることが出来ず
レフェリー(誰か不明)はいったんクラウザーの勝利を宣告したが
クラウザーは動けない相手から勝利を得ることを潔しとせず、
結局ノーゲームとなった。



【51】7月3日
東京浅草・台東体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(原爆固め、8:49)大木金太郎●
*この日のメインは力道山、豊登対I.アーキンス、J.ライトのアジアタッグ選手権。


【52】7月5日
前橋市群馬スポーツセンター
▽60分3本勝負
●K.クラウザー、ミスター]、J.ライト(0−2)力道山、豊登、遠藤○
1.●外人組(反則、16:33)日本組○*先に外人組が乱入したため。
2.●ライト(体固め、10:48)力道山○


【53】7月7日
大宮市大宮公園内県営体育館
▽45分3本勝負
●K.クラウザー、ミスター](0−2)豊登、吉村○
1.●クラウザー(体固め、12:37)豊登○*吉村のドロップキック。
2.●](反則、2:59)吉村○


【54】7月8日
新潟県長岡市長岡厚生会館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(逆エビ固め、6:17)大木金太郎●


【55】7月9日
青森市立体育館
▽30分1本勝負
○K.クラウザー(逆片エビ固め、6:04)長沢秀幸●


【56】7月10日
秋田県花輪市立第一中学校校庭特設リング
▽45分3本勝負
○K.クラウザー(2−1)遠藤幸吉●
1.クラウザー(逆片エビ固め、7:20)
2.遠藤(体固め、1:13)*ドロップキック。
3.クラウザー(逆さ押さえ込み、1:24)


【57】7月12日
函館市共愛会館前広場特設リング
▽45分3本勝負
△K.クラウザー(1−1)吉村道明△
1.吉村(体固め、21:03)*ドロップキック2連発。
2.クラウザー(逆さ押さえ込み、4:09)
3.時間切れ引き分け


【58】7月14日
旭川市民体育館
▽30分1本勝負
●K.クラウザー(反則、11:37)トシ東郷○
*トシの挑発に乗ったクラウザーがパンチ攻撃を反則に取られる。



【59】7月16日
帯広市帯広市民球場
▽45分3本勝負
▲K.クラウザー(1−1)遠藤幸吉▲
1.遠藤(体固め、16:35)*ドロップキック2連発。
2.クラウザー(エビ固め、6:18)
3.(両者カウントアウト 両者リングアウト、6:07)*場外乱闘。


【60】7月18日
札幌市中島スポーツセンター
▽30分1本勝負
▲K.クラウザー(両者カウントアウト、11:25)トシ東郷▲


【61】7月19日
札幌市中島スポーツセンター
▽45分3本勝負
△K.クラウザー、I.アーキンス(1−1)豊登、吉村△
1.○アーキンス(片エビ固め、21:05)吉村●
2.●アーキンス(体固め、7:52)豊登○
3.時間切れ引き分け
*この日のメインは力道山対J.ライトのアジアヘビー級選手権。


【62】7月21日
東京・田園コロシアム
▽45分3本勝負
●K.クラウザー、I.アーキンス、J.ライト(0−1)豊登、遠藤、吉村○
1.●クラウザー(反則、24:46)遠藤○*遠藤に3人掛り攻撃からクラウザーが沖レフェリーにボディスラム。
2.時間切れ
*この日のメインは力道山対ミスター]のインター選手権。


【63】7月22日
富士吉田市下吉田第二小学校校庭特設リング
▽45分3本勝負
●K.クラウザー(1−2)吉村道明○
1.吉村(体固め、15:43)*ドロップキック3連発。
2.クラウザー(原爆固め、5:21)
3.吉村(逆さ押さえ込み、1:46)


【64】7月23日
館山市駅前広場特設リング
▽45分3本勝負
▲K.クラウザー(1−1)遠藤幸吉▲
1.クラウザー(原爆固め、10:30)
2.遠藤(体固め、1:00)
3.(両者カウントアウト、1:04)


【65】7月24日
佐原市営球場
△K.クラウザー(1−1)吉村道明△
1.クラウザー(原爆固め、20:58)
2.吉村(体固め、1:52)*ドロップキック3連発。
3.時間切れ引き分け


このシリーズ65試合。
シングル54戦31勝(不戦勝1含む)3敗・10時間内引き分け・9時間切れ引き分け・1ノーゲーム。
タッグ11戦0勝8敗・1時間切れ引き分け・2ノーゲーム。
タッグでフォールした数2回、された数3回。


主な特徴。
シングル対戦相手別では
対戦数で遠藤が最多、15戦8勝0敗・4時間内引き分け・3時間切れ引き分け、
遠藤には2−0勝ちが1回、ジャーマンのあとの試合放棄勝ちが3回ある。
次いで吉村とは13戦3勝1敗・8時間切れ引き分け1ノーゲーム。
勝ちは1本勝負でのフォール勝ちが1、優勢勝ちが1本勝負、3本勝負で各1。
ノーゲームの1回は吉村がジャーマンで起き上がれなかったためで、実質ゴッチの勝利。
シリーズ終了間際に吉村に2フォール負けを喫しているが、これが日本における唯一の2フォール負けである。
吉村はゴッチにかなり善戦していると言える。
芳ノ里には8戦全勝、2-0勝ち2回、ジャーマンのあとの試合放棄勝ち1回。
豊登には4戦3勝うち不戦勝1、0敗1時間切れ引き分け。
大木には3戦3勝。
シングルでの敗北は前述の吉村戦以外はトシ東郷に1本勝負で反則負け、
ミスター](ビル・ミラー)に3本目反則負け。
力道山との唯一の対戦は1本ずつ取り合って引き分け。

またタッグマッチではこの時期ジャーマンでの勝ちがまったくない。
当時のタッグマッチは3本勝負が主流なのだが、あまり勝敗に絡まない。
タッグでの負けも【7】のようなコミカルなものと、フォールした者以外の選手の攻撃によるもので、
どうもこの時期はタッグマッチには独特の考えがあったような感じがする。

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