No.157
メジャーとインデー(小鹿風)の呉越同舟は是か非か?力道山OB会&プロレス「メモリアル力道山」

力道山OB会&プロレス「メモリアル力道山」
1996(平成8)年6月30日 神奈川・横浜アリーナ 
同行者=千里眼

「力道山OB会&プロレス」発足記念大会として開催。
前半のインディーと、メジャーの差というものが如実にあらわされた大会。
第1試合の冴夢来MAX、何で服着たまま試合するの?
ラリアートやる時、相手を指差して呼び込む。
わざとらしいこの動作、見慣れないせいかすごく不自然な感じがした。
もうラリアート乱発しすぎ。試合の進行が短絡的。無理やり盛り上げようとして、空回りしていた。

第2試合のザ・マミーは以前書いた通り。→こちら
すごく凍えた。

グラジエーターの場外ダイブの驚きで客席は少々沸いたが、
ターザン後藤の、実力差があるのに延々と攻撃し続ける「制裁マッチ」みたいな試合で客席はまた冷えてしまった。
この状況を打破したのが神取。出てくるだけで大きな声援。
スイングしてのスリーパーなどで場内が沸いた。
それを引き付いだガイア&JWPの6人タッグタッグマッチがなかなか面白かった。
特に小さいながらもきびきびした試合運びで試合の中心となっていた植松が印象に残った。
続いての全日本はホント純粋な全日本の試合。力道山の次男百田のパワーボム炸裂。

武輝道場&WARは冬木と北尾の絡みに期待したが特筆すべきことはなかった。
「もっと悪いことしろよ、冬木!」
ちなみにこの日の北尾は珍しいブルーを基調にしたコスチューム。

佐山の登場はやはり盛り上がった。
4代目は初代と同じムーブができるなかなかの選手だが
逆にオリジナルですごい動きがどんなものか期待してしまう。
いやいや、むずかしいものです。

メインは格落ちの北原が頑張る「北原劇場」の様相になったが天龍がパンチからパワーボムで勝利。
試合終了後「ダー」やったような記憶があるんだけど、はっきりしない。
新日本の選手から「インディー批判」発言があり、これに噛み付いた大日本の社長G.小鹿が新日本に挑戦を表明。

(2004.0822)

力道山OB会&プロレス「メモリアル力道山」
1996(平成8)年6月30日 神奈川・横浜アリーナ 

観衆1万6000人(超満員)

1.冴夢来プロジェクト・タッグマッチ30分1本勝負
○剛竜馬、宮本猛(回転足折り固め、14:35)秋山文生、冴夢来MAX●

2.IWA格闘志塾・30分1本勝負
○鶴見五郎(レッグロック、7:09)ザ・マミー●

3.FMW・タッグマッチ30分1本勝負
○ザ・グラジエーター、大矢剛功(エビ固め、12:23)田中正人、中川浩二●

4.IWAジャパン・30分1本勝負
○ターザン後藤(体固め、16:11)岡野隆史●

5.大日本プロレス・タッグマッチ30分1本勝負
○山川征二、ケンドー・ナガサキ(原爆固め、12:58)中牧昭二、たにぐちゆういち●

6.LLPW・タッグマッチ30分1本勝負
○神取忍、大向美智子(スリーパー・ホールド、12:46)イーグル沢井、長嶋美智子●

7.ガイア・ジャパン&JWP・6人タッグマッチ30分1本勝負
○福岡晶、矢樹広弓、長与千種(片エビ固め、13:24)ダイナマイト関西、ボンバー光、植松寿絵●

8.全日本プロレス・30分1本勝負
百田光雄(エビ固め、8:35)井上雅央

9.武輝道場&WAR・タッグマッチ30分1本勝負
○冬木弘道、邪道(片エビ固め、12:16)北尾光司、望月成晃●
*外道乱入。

10.日本プロシューティング&みちのくプロレス・30分1本勝負
▲初代タイガーマスク(両者リングアウト、12:19)4代目タイガーマスク▲

◎延長戦(3分1本勝負)
△初代タイガーマスク(時間切れ引き分け)4代目タイガーマスク△

11.藤原組&UWFインター・30分1本勝負
▲藤原喜明(両者リングアウト、9:27)安生洋二▲
*高山乱入。

12.新日本プロレス・タッグマッチ45分1本勝負
武藤敬司佐々木健介(体固め、14:51)橋本真也平田淳二

13.新日本プロレス&WAR・タッグマッチ60分1本勝負
○天龍源一郎、藤波辰爾(エビ固め、13:51)長州力、北原辰己●

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