No.158
華やかさとうら寂しさの同居。
WKA世界空手道連盟「’97格闘技の祭典SPECIAL」


1997(平成9)年 10月12日 東京・両国国技館 WKA世界空手道連盟「’97格闘技の祭典SPECIAL」
同行者=千里眼
88年に両国で第1回が開催された「格闘技の祭典」の10年目SPECIALと銘打たれたラスト大会。
「タイガーマスク・フェスティバル」と題された4人ともタイガーマスクというタッグマッチ、
2代目タイガー三沢光晴の代役を全日の若手金丸義信が務めた。「なら5代目だろ」って突っ込みたくなったが。
それはともかく当然マスクをかぶっているので素顔は出さず、「シークレットなオールスター戦」といえようか。
3代目は新日本の金本浩二なので新日・全日のタッグが79年「8・26」のBI砲以来18年ぶりに、密かに実現していたということになる。
場内は公式発表より少ないと思われる寂しい入り。
前日東京ドームの「プライド1」ヒクソン対高田に食われた模様。
メイン佐山対藤原はロープ際で藤原が何かやらかしたのか、急に佐山が激高。
藤原の顔面を踏んづけたりニードロップを落としたりして大荒れ。
特別立会人の猪木が入ってきて両者を分け、1分1本勝負の延長戦を指示。
1分は短すぎるだろ、と思ったがやっぱりあっという間に。
1回短時間で引き分けになって再戦やるっていうパターンは猪木対ウイリー・ウィリアムス戦を思わせる。
「メモリアル力道山」の初代タイガー対4代目タイガーも似た流れだったことを考えるとこれは「梶原マジック」とでも名づけたい。

(2004.0822)

WKA世界空手道連盟「’97格闘技の祭典SPECIAL」
1997(平成9)年10月12日
東京・両国国技館
観衆6800人

1.LLPW・女子プロレス タッグマッチ30分1本勝負
○紅夜叉、キャロル美鳥(体固め、13:09)イーグル沢井、長嶋美智子●

2.キックボクシング(3分5回戦)
○バラントン・ルクボライ(TKO、2R1:00)松下充也●

3.キックボクシング(3分5回戦)
○佐藤堅一(判定)アラビアン・ゲッソリバー●

4.キックボクシング(3分5回戦)
○シティサック・トーアヌソン(KO、5R1:39)緒形健一●

5.女子ボクシング(2分3回戦)
△シュガーみゆき(引き分け)柴田早千予△

6.タイガーマスク・フェスティバル タッグマッチ30分1本勝負
○初代タイガーマスク、4代目タイガーマスク(腕ひしぎ逆十字固め、12:08)3代目タイガーマスク2代目タイガーマスク
*レフェリーはブラック・タイガーのマスクで登場したザ・グレート・サスケ。

7.タッグマッチ30分1本勝負
○天龍源一郎、嵐(体固め、8:47)北尾光覇、望月成晃●

8.グローブ空手(3分5回戦)
○門部(判定)ゲッソンリット●

9.バーリ・トゥード(30分1本勝負)
○ジュアン・モットー(三角絞め、15:42)松本保則●

10.UWF最強王者決定戦(60分1本勝負)
藤原喜明(NC、10:36)スーパー・タイガー

◎延長戦(1分1本勝負)
△藤原喜明(時間切れ引き分け)スーパー・タイガー△

*前半に神風杏子と野口秀史のキックボクシングエキシビジョン、後半に空手演武あったが順番不明。
8.も詳細不明、記憶あまりなし。
9.のモットーはダン・スバーンの代打。スバーンは前日の東京ドーム、プライド1でキモと対戦、引き分け。
スバーンはダブル・ブッキングに近いんじゃないか?

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