No.184
「判定王」K-1武蔵の戦績〜090926完結


とかく判定決着が話題になるK-1の武蔵の成績。
*新日本プロレス東京ドームでの柴田勝頼戦はK−1ルールではないので除外。

日時対戦相手内容備考年別成績
95.0903パトリック・スミス2R0:43KO勝ちデビュー戦KO勝ち 
  1209スタン・ザ・マン5R判定負け初判定決着95年=2戦1勝(1KO)1敗(1判定)
96.0310キット・ライキンス1R0:37KO勝ち96GP1回戦 
  0506サム・グレコ1R終了時TKO勝ち96GP2回戦 
  同マイク・ベルナルド3R判定負け96GP準決勝 
  0720サダウ・ゲッソンリット判定負け  
  0901Nサム・グレコ3R0:22無効試合武蔵場外転落 
  1018ジャン・リビエール5R判定勝ち記念すべき初判定勝ち! 
  1208アンディ・フグ5R判定負け 96年=7戦3勝(2KO1判定)3敗(3判定)1無効試合
97.0316ブランコ・シカティック4R1:38TKO負け  
  0429カークウッド・ウォーカー5R1:12KO負け  
  0607マイケル・トンプソン5R判定負けINスイス97年=3戦0勝3敗(2KO1判定)
98.0524佐竹雅昭5R判定ドロー  
  0718アーネスト・ホースト3R2:52TKO負け  
  1028マイケル・トンプソン5R判定負けトンプソンに2連敗98年=3戦0勝2敗(1KO1判定)1分け
99.0203ダンカン・ジェームス2R2:52TKO勝ち2年ぶりの勝利 
  0228カークウッド・ウォーカー判定負けウォーカーに2連敗 
  0322グレッグ・ボイティチェック2R2:03KO勝ち  
  0425ゲーリー・グッドリッジ1R2:15失格勝ちゲーリーのローブロー 
  0620カークウッド・ウォーカー5R1:50KO勝ちウォーカー戦初勝利 
  0822吉岡基治1R(2R?)2:13TKO勝ち99JGP1回戦 
  同長井満也1R3:00KO勝ち99JGP2回戦 
  同天田ヒロミ3R判定勝ち99JGP準決勝 
  同ノブ・ハヤシ3R判定勝ち99JGP決勝戦 
  1003佐竹雅昭5R判定勝ち99GP1回戦 
  1205ミルコ・クロコップ2R1:13KO負け99GP2回戦99年=11戦9勝(5KO3判定1相手失格)2敗(1KO1判定)
00.0125ピーター・アーツ延長TKO負け  
  0319アンディ・フグ5R判定負けフグに2連敗 
  0528冨平辰文3R判定勝ち00JGP1回戦 
  0707柳澤龍志3R判定勝ち00JGP2回戦 
  同安虎1RKO勝ち00JGP準決勝 
  同天田ヒロミ3R判定勝ち00JGP決勝戦 
  1210レイ・セフォー1RKO負け00GP1回戦00年=7戦4勝(1KO3判定)3敗(2KO1判定)
01.0415アーネスト・ホースト5R判定負けホーストに2連敗 
  0624エベンゼール・ブラガ5R判定ドロー  
  0819大石亨3R判定勝ち01JGP1回戦 
  同中迫剛3R判定勝ち01JGP準決勝 
  同ニコラス・ぺタス延長判定負け01JGP決勝戦01年=5戦2勝(2判定)2敗(2判定)1分け
02.0111野地竜太判定勝ち  
  0303グラウベ・フェイトーザ5R判定ドロー  
  0421セーム・シュルト5R判定負け  
  0714ジョシー・デンプシー5R判定勝ち  
  0922天田ヒロミ延長判定勝ち02JGP1回戦 
  同冨平辰文判定勝ち02JGP準決勝 
  同中迫剛再延長判定勝ち02JGP決勝戦 
  1207ジェロム・レ・バンナ2R0:51TKO負け02GP2回戦02年=8戦5勝(5判定)2敗(1KO1判定)1分け
03.0406ゲーリー・グッドリッジ5R判定ドロー  
  0503角田信朗3R判定勝ちラスベガス・角田引退試合 
  0629モンターニャ・シウバ2R失格勝ち  
  0727クリス・クリソポディウス3R判定ドローメルボルン 
  0921モンターニャ・シウバ3R判定勝ち03JGP1回戦 
  同堀啓2RKO勝ち03JGP準決勝 
  同藤本祐介延長判定勝ち03JGP決勝戦 
  1206レイ・セフォー3R判定勝ち03GP2回戦 
  同ピーター・アーツ3R判定勝ち03GP準決勝 
  同レミー・ボンヤスキー3R判定負け03GP決勝戦03年=10戦7勝(1KO5判定1相手失格)1敗(1判定)2分け
04.0215ステファン・ガムリン2R0:53KO勝ち  
  0327曙 太郎3R判定勝ち  
  0606レイ・マーサー3R判定勝ち  
  0925シリル・アビティ3R判定勝ち  
  1204レイ・セフォー延長判定勝ち04GP2回戦 
  同ガオグライ・ゲーンノラシン延長判定勝ち04GP準決勝 
  同レミー・ボンヤスキー再延長判定負け04GP決勝戦 
  1231ショーン・オヘアー2R0:44KO勝ちダイナマイト04年=8戦7勝(2KO5判定)1敗(1判定)


2004年末の「Dynamite!!」までのK−1リングにおけるプロ成績、
64戦38勝(12KO24判定2相手失格)20敗(7KO13判定)5分け1無効試合。
なお99−2000年を境に戦績が大きく変わっており、
95〜99年は 26戦13勝(8KO4判定1相手失格)11敗(4KO7判定)1分け1無効試合。
00〜04年は 38戦25勝(4KO20判定1相手失格)9敗(3KO6判定)4分け。

さてこの数字で少し遊んでみよう。
95〜99年と00〜04年を比較すると
1.KO勝利数が半減。
2.判定勝利数が5倍に増。
3.引き分けが4倍に増。
総敗北数、KO敗北数、判定敗北数がそう変わらないことを考えると
(1相手失格勝ちすら変わらない!)
判定勝ち狙いの作戦が総勝利数を増やしていっていることに貢献しているといえよう。
さて判定率。
武蔵の試合64戦で判定まで行った試合は勝ち24、負け13、引き分け5で全部で42試合。
64戦中42試合が判定ということは判定率0.656。
95〜99年は26戦中判定試合は勝ち4、負け7、引き分け1、判定率0.461。
00〜04年は38戦中判定試合は勝ち20、負け6、引き分け4、判定率0.789。
2000年以降の武蔵は判定率が8割近い。
2000年以降年間5〜10戦のスケジュールで試合が消化されているから
武蔵の試合で年間時間内決着が見られるのは一試合あるかどうかという計算。
武蔵の試合の多くが判定になるのはいいとして(それなりに面白い試合もあるし)
それよりもK−1には2004年のグランプリ大会での「0.5ポイント差は勝ちにならない」
などのよくわからない基準を何とかしてもらいたいものだ。

参考:2004年グランプリ決勝大会パンフレット
(2005.0221)

大晦日のダイナマイトの結果が出たので2005年の成績をアップする。

日時対戦相手内容備考年別成績
05.0430リック・ルーファス3R判定勝ちラスベガス 
05.0729リカルド・ノードストランド3R判定勝ちハワイ 
05.0923フランソワ・ボタ3R判定勝ち05GP1回戦 
05.1119ルスラン・カラエフ延長一回判定勝ち05GP準々決勝 
05.1119グラウべ・フェイトーザ2R1:05KO負け05GP準決勝 
05.1231ボブ・サップ3R判定勝ちDynamite!!05年=6戦5勝(5判定)1敗(1KO)

2005年まで、
70戦43勝(12KO29判定2相手失格)21敗(8KO13判定)5分け1無効試合。
95〜99年は 26戦13勝(8KO4判定1相手失格)11敗(4KO7判定)1分け1無効試合。
00〜05年は 44戦30勝(4KO25判定1相手失格)10敗(4KO6判定)4分け。
(2006.0101)

大晦日のダイナマイトの結果が出たので2006年の成績をアップする。

日時対戦相手内容備考年別成績
06.0429セーム・シュルト3R判定負けラスベガス 
06.0730グラウべ・フェイトーザ3R判定負け  
06.0930ハリッド“デイ・ファウスト”3R判定負け06GP1回戦 
06.1202ピーター・アーツ1R2:53KO負け06GPリザーブマッチ 
06.1231ランディ・キム3R0:33KO勝ちDynamite!!06年=5戦1勝(1KO)4敗(1KO3判定)

ダイナマイトの相手は恵まれ過ぎ。ランディ・キムは砲丸投げの選手でキックデビュー戦。
最後の最後でようやく年間未勝利脱出。98年以来の負け越しの年。
2006年までの全成績、
75戦44勝(13KO29判定2相手失格)25敗(9KO16判定)5分け1無効試合。
95〜99年は 26戦13勝(8KO4判定1相手失格)11敗(4KO7判定)1分け1無効試合。
00〜05年は 49戦31勝(5KO25判定1相手失格)14敗(5KO9判定)4分け。
(2007.0101)

2007年の成績。

日時対戦相手内容備考年別成績
07.0304藤本佑介延長1:23KO負け日本人に初敗北 
07.0805パク・ヨンス2R0:48KO勝ち香港GP1回戦 
07.0805王強2R2:00試合放棄勝ち香港GP準決勝(勝利するも負傷で決勝戦放棄) 
07.1208デビッド・ダンクレイド1R2:59KO勝ち  
07.1231ベルナール・アッカ3R1:26KO勝ちDynamite!!07年=5戦4勝(4KO)1敗(1KO)


2007年までの全成績、
80戦48勝(17KO29判定2相手失格)26敗(10KO16判定)5分け1無効試合。
95〜99年は 26戦13勝(8KO4判定1相手失格)11敗(4KO7判定)1分け1無効試合。
00〜05年は 54戦35勝(9KO25判定1相手失格)15敗(6KO9判定)4分け。
07年は5戦4勝1敗(全て時間内決着)と個別の成績はよかったが藤本に日本人相手初の敗北を喫し、
香港GPを制せずにGP決勝大会出場を沢屋敷に譲ってしまい内容的に必ずしも誇れる年ではなかった。
例年よりノックアウトが多い年なのに評価が低いとは、まったく不思議な選手である。

(2007.1231)

2008年の成績。

日時対戦相手内容備考年別成績
08.0413沢屋敷純一2R2:16KO勝ち  
08.0628前田慶次郎3R判定負けジャパンGP1回戦 
08.0927エヴェルトン・テイシェイラ3R判定負けWGP1回戦(ソウル) 
08.1231ゲガール・ムサシ1R2:32KO負けDynamite!!08年=4戦1勝(1KO)3敗(1KO)


2008年までの全成績、
84戦49勝(18KO29判定2相手失格)29敗(11KO18判定)5分け1無効試合。
95〜99年は 26戦13勝(8KO4判定1相手失格)11敗(4KO7判定)1分け1無効試合。
00〜05年は 58戦36勝(10KO25判定1相手失格)18敗(7KO11判定)4分け。
08年は1勝のあと3連敗で終了。前田に対日本人戦2敗目を喫する。
大晦日は同じ「武蔵」を名乗る総合格闘家のゲガールと対戦したが、
K-1ルールでの対戦ながら2度のダウンを喫してのKO負け!という屈辱的な結末が待っていた。

(2009.0101)

そして2009年・・・

日時対戦相手内容備考年別成績
08.0927ジェロム・レ・バンナ3R判定負けWGP1回戦(ソウル)09年=1戦0勝1敗(1判定)


韓国でのWGP1回戦でJ.バンナに判定負け(3Rにダウン1)。得意のミドルキックをあまり使わずパンチでの打ち合いを展開。
戦前から宣言していたように負けて引退。お疲れ様でした。

最終成績・85戦49勝(18KO29判定2相手失格)30敗(11KO19判定)5分け1無効試合。

勝率・062
KO率・022
被KO率・013
判定勝ち率・036
判定負け率・024
判定決着率・060
勝利数内判定勝ち率・059
敗北数内判定負け率・063


勝率と判定決着率、勝利数内判定勝ち率、敗北数内判定負け率の数値が驚くほど近い。
やっぱり判定王。
(09.0927-完結)


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